~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【セントライト記念】◎リオンリオン

新潟開催だった'14年を除く過去5年の当レースの勝ち馬の父は、 スクリーンヒーロー トーセンホマレボシ ディープインパクト ブラックタイド シンボリクリスエスと、全て別々の種牡馬だ。 しかし、そこからさらに遡った過去4年ではステイゴールド産駒が3勝…

【ローズS】◎ウィクトーリア

ヴィクトワールピサ産駒の今年の芝レース勝ち鞍32勝のうち、実に半数以上の18勝が開催3日目までに挙げたものだ。 この傾向が最近特に目立つようになった背景には、管理する陣営側がこの産駒の特徴を掴んでレースを選択していることもあるのだろう。休み…

【中山5R2歳新馬】◎ローレリスト

今年の2歳世代のハーツクライ産駒はディープ産駒を髣髴とさせる素質馬が続々出てくるが、これは共通する4代祖先のリファールの血が大きく作用していると推測される。その根拠の1つは以下のとおりだ。 「血統ウェーヴ」理論の世代周期として定義している1…

【開幕週の芝傾向②】2001年産種牡馬の産駒の取捨を考える

今週末のローズSの施行条件でもある阪神芝1800m戦だが、開幕週の先週行われた3レースの内、 実に2レースで2001年産種牡馬の産駒が上位を独占した。 【土曜3R】 1着ジュンライトボルト/父キングカメハメハ(2001) 2着ドゥーべ/父ダイワメジャー(20…

【開幕週の芝傾向①】事件はヴィクトワールピサ産駒の好走の裏で起きていた!?

札幌2歳Sのゴルコンダの敗戦と先週のレース結果で、もうヴィクトワールピサ産駒の狙いが開幕週の芝であることがバレてしまっただろうから今回は省略しよう。 【日曜中山7R】芝1200m 1着アゴベイ/父ハーツクライ(2001年産) 2着カステヘルミ/父ブラッ…

【京成杯AH】◎トロワゼトワル

開幕週の土曜中山芝は時計が早く、2勝クラスのマイル戦でも1分32秒台だから、当日天気さえ持てば31秒台の決着が濃厚だ。 さて、過去10年の当レースで1分31秒台の決着となった年が3回ある。 <'17年>1着グランシルク(2012年産) <'13年>1着エ…

【紫苑S】◎パッシングスルー

ハービンジャーとルーラーシップには中山芝重賞におけるポスト・ステイゴールドとしての種牡馬の期待が高まるが、 そのステイゴールド産駒の大物は牡馬に偏り、牝馬のG1勝ちはマイル戦の2勝に留まる。2年前の当レースで2着したカリビアンゴールド(父ステ…

【中山芝2000m攻略】ステイゴールド・ハービンジャーに続く種牡馬を探せ!

前回の記事のテーマは新潟直線1000mに関する推理だったが、血統とは全く無関係なものだった。今回が本題だと言っていい。 まず前回の推測をまとめてみよう。 外枠に入るほど有利な直千競馬にも関わらず6枠の勝率が複勝率に比べて極端に低いのは、好走が更に…

【競馬七不思議】なぜ新潟直線1000m戦では6枠の勝率が悪いのか?

今週から秋競馬だというのに何を今更と言われるかもしれないが、これを考えることが今後の馬券回収率の向上の為の特効薬になると直感したのだから仕方がない。 さて競馬は各コース形態によって枠順の有利不利が異なるが、新潟直千コースほど分かりやすいもの…

【紫苑S展望】カレンブーケドールの舞台適性は??

重賞昇格から今や出世レースとなった紫苑Sだが、その血統傾向は偏っている。2年連続でハービンジャー産駒が優勝しているのは周知だろうが、 3年前の優勝馬でディープインパクト産駒のビッシュの血統もこれと無関係ではない。 ハービンジャー/母父ベーリン…