~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【休み明け方程式】ディープ産駒≒サクラバクシンオー産駒??

「血統ウェーヴ」では、サラブレッドの生産年を3年周期と13年周期で定義している。 これは、血統や現役時代のイメージとは産駒の適性や特徴の辻褄が合わない種牡馬たちの誕生年が、この周期で重なる傾向に気づいたことから始まっている。 これがタイトル…

【ここが変だよ'17年産②】実は現役時代のディープインパクトは叩き良化型だった

今年の2歳にあたる2017年産の競走馬には、ディープ産駒の専売特許とも言える「新馬戦・広いコース・鋭い決め手」といった特徴が、リファールの血を持つ別の種牡馬の産駒たちにも現れている、とここまでが前回の考察だった。 そもそも、何故ディープインパク…

【ここが変だよ'17年産①】今年の2歳のハーツ産駒はディープ産駒だと思え!?

予想が外れてやけになっているわけでは無い。 あっという間に新馬戦が始まってからもう3ヶ月... 異常事態だ...と薄々感づいてはいたが、もう意識を変えなければならない。 <2017年産> ①ハーツクライ産駒 新馬戦から鋭い決め手を発揮する産駒が次々登場。 …

【理想のコースを考える】最もトラックバイアスの小さいコースはどこだ?

国内では、新潟の直線1000mほど特殊なコースは無い。 私が日頃使っている自作の競馬データで、競走馬のキャリア直近の2つの勝ち鞍だけを抽出して整理したものがあるが、最後の勝ち鞍が直千競馬だった馬のその一つ前の勝ち鞍を並べてみると、ことごとく直千…

【生産牧場必見】繁殖牝馬の父として優秀な種牡馬の選び方

競走成績の優れた牝馬が、母親として繁殖成績に優れるとは限らない。 2008年の天皇賞秋で歴史的な大接戦を演じたウオッカとダイワスカーレットの子供たちが、下級条件でしのぎを削りあっているような光景もこの世界では珍しくない。 それを考えれば、今週末…

【種牡馬格言】2001年産種牡馬の産駒は奇数馬番枠で好走する

前回の記事の抽出データがあまりにも出来すぎだったので、もう少し踏み込んでみよう。 「血統ウェーヴ」ではサラブレッドの誕生年を13年周期と3年周期によって定義している。例えば2001年産種牡馬と13年周期で重なる1988年産種牡馬の産駒には共通した特…

【種牡馬格言】2001年産種牡馬の産駒は1走置きに好走する

キングカメハメハが死んでしまった。 種牡馬は引退しても平穏な余生を願っていただけにショックは大きい。 キングカメハメハの現役時代の活躍はあまりに短く、しかし衝撃的だった。当時の常識ではNHKマイルカップ優勝から中2週で挑むダービー制覇は全くもっ…

ディープインパクトの真実

ディープインパクトが死んだ。 今年殆ど種付けをしていなかったことは知っていたが、まさかそこまで具合が悪いとは思ってもいなかったので喪失感は大きい。 一般のニュースでその死が報じられるほどの影響力のある名馬であるから、その現役時代や種牡馬とし…

【第0章】〜血統とは、波である

「趣味は競馬、血統研究がライフワーク」のモンジューのひ孫です。 ペンネームの由来は父方の曽祖父「紋重」から拝借しました。初めて的中した馬券がそのモンジューが来日した99年のジャパンカップの馬連で、後に自分の曽祖父の名を知った時に不思議な縁と…