モンジューのひ孫の☆ 〜血統ウェーヴ〜

独自の理論「血統ウェーヴ」を使って競馬予想をしていきます!

【次走軽視馬】トラックバイアスで好走した馬の次走は?

一ヶ月ほど前の「次走軽視馬」の記事に書いた馬が現時点で5頭出走したので分析してみよう。

マイネルイヴィンス/2番人気・7着

▼グレイスフルダンス/3番人気・8着

▼ヴェスターヴァルト/3番人気2着

▼ホウショウエポック/2番人気・10着

▼トランスポーター/1番人気・8着

全ての馬が前走を評価されて3番人気以内に支持されたが、好走したのはヴェスターヴァルト1頭のみで他は掲示板以内すらなかった。

そのヴェスターヴァルトは実力を評価してもいいが、その日は他の芝レースでも同じノヴェリスト産駒が好走していたから2走続けてトラックバイアスの恩恵を受けたと解釈することも出来る。この手の馬が単純に馬柱の成績だけで安定感があると評価されることで大波乱が起こるのが競馬だ。そもそもノヴェリスト産駒の前走着順など信用できない。

月曜中山7Rで大敗したトランスポーターだが、同じ記事に書いたマイネルイヴィンスの結果が既に出ていたので、失礼ながら自信を持って馬券の買い目から外すことができた。ブログを真面目に書いていると良いこともあるようだ。
alnasrain2004.hatenablog.com

この記事に書いているワイルドカードは、本家本元GCのタイム分析番組では逆に「次走注目馬」として取り上げられていたので動向が気になるが現在放牧中のようだ。

 

今後もコツコツと書いていこう。

【セントライト記念】◎リオンリオン

新潟開催だった'14年を除く過去5年の当レースの勝ち馬の父は、

スクリーンヒーロー

トーセンホマレボシ

ディープインパクト

ブラックタイド

シンボリクリスエスと、全て別々の種牡馬だ。

しかし、そこからさらに遡った過去4年ではステイゴールド産駒3勝している。

グランプリレースに強いイメージの種牡馬であるから今更驚くことではないが、重要なのはそのイメージを作った産駒たちが、種牡馬としてのキャリアの前半に偏っていることだ。ステイゴールド産駒のクラシックホースは2009年産のゴールドシップを最後に、繁殖の質と数が上がり期待されたその後の6世代からはとうとう出なかった。これは往年のブライアンズタイム産駒にも通じて、若くて活力に溢れたキャリアに代表産駒が偏る。

いまや血統は馬券検討の重要なファクターとなって、当レースに関しても「ロベルト持ち」に着目している予想家も多いだろう。だが「血統ウェーヴ」では見解は少し異なる。

 

[ポスト・ステイゴールドとして期待の活力に溢れた種牡馬]

これを見つければ、今回は細かい血統分析などは不要だ。

ずばり、ルーラーシップに期待する。根拠は以下のとおりだ。

 
①生産年が13年周期で重なる。

ステイゴールド(1994)

ルーラーシップ(2007)=1994+13

種牡馬の大半はその血統や自身の現役時代の成績のイメージと産駒の傾向は直結しないが、13年周期による生産年に着目すると腑に落ちるところは多い...と書いている今

 
キセキ (父ルーラーシップ)、
フォア賞3着(4頭立て)
スミヨン騎手「馬場は重いほうがいい」

 

期待していただけに少しショックだが、古馬になってからは国内でも勝ちきれていないのだからオルフェーヴルナカヤマフェスタと並べて考えてはいけなかったか。そもそも同じステイゴールド産駒でもゴールドシップはロンシャンが合わなかった

戻ろう。

2007年/13年周期種牡馬ではレインボークエス(1981)が日本で走った数少ない産駒から有馬記念を勝ったサクラローレルを出している。

②国内G1勝ちが無い

ステイゴールドルーラーシップも国内でのG1は勝ち切れなかったが、初年度産駒からG1馬を輩出した。欧州における大種牡馬サドラーズウェルズ(1981)も決して自身の競走成績が突出していたわけではない。2007年/13年周期産の種牡馬には自身の競走成績を超える繁殖能力を備えている「大当たりの種牡馬」が稀にいるようだ。そしてその産駒は欧州のようなタフな芝や国内ならグランプリレースに向く傾向がある。

 

【◎リオンリオン】父ルーラーシップ

ここまで書いたが正直なところ、ルーラーシップが「大当たりの種牡馬」とまでは考えていないし、オルフェーヴルのような3冠馬が出るとも思っていない。あくまでも、今後増えてくるキングカメハメハ種牡馬のキャラクターの色付けとしてのステイゴールドとの相似性だ。グランプリレースのハードルは高いが、ここでは混戦を断つことに期待する。

【ローズS】◎ウィクトーリア

ヴィクトワールピサ産駒の今年の芝レース勝ち鞍32勝のうち、実に半数以上の18勝開催3日目までに挙げたものだ。

この傾向が最近特に目立つようになった背景には、管理する陣営側がこの産駒の特徴を掴んでレースを選択していることもあるのだろう。休み明けに強いディープ産駒をトライアルをパスして大レースに挑ませ、結果を出したノーザン軍団にも通じる。

しかし、不思議なデータもある。ヴィクトワールピサ産駒は新馬にも強く、これまでに2015年の産駒デビューから芝レースでは計24勝挙げているが、新馬戦に限れば開幕週による勝利はたったの2勝なのだ。

この謎を解く鍵は、この産駒に新馬勝ちが多い割りに、休み明けが得意なわけではないという傾向だ。恐らく新馬特有の緩い流れに適性が高く、逆に自身が休み明けでフレッシュな状態でも、レースを使い込んでテンションの上がった他馬と走るのが苦手なのだろう。開幕週のレースはその条件を狙い澄ました休み明けの馬の出走が重なるケースも多いから、新馬戦に強い血統が活躍するのも必然で、少頭数ならなおさらだ。

【◎ウィクトーリア】ヴィクトワールピサ

ここは有力馬が自身も含めてオークスから直行のトライアルレースで展開が向く。新馬戦圧勝と開幕週のフローラS勝ちの実績に加えて、調整も栗東滞在なら迷わず本命。当日大幅馬体減でもなければ信頼性は高い。ここでトライアル2冠目と見た。

【○シゲルピンクダイヤ】ダイワメジャー

実はスイープセレリタスを狙いたかったが大外枠に入ってしまった。2001年産種牡馬の産駒で奇数番枠で連勝してきた馬をこの枠で買いたくない。シャドウディーヴァも同様だ。シゲルピンクダイヤの父も2001年産のダイワメジャーで今回偶数番枠に入ったが、当馬はチューリップ賞2着が大外枠桜花賞2着16番枠だから別の血統解釈が必要だろう。

ダイワメジャーサッカーボーイダンスインザダークエンドスウィープと同じく「母父父にノーザンダンサーを持つ種牡馬であるから、マイラー血統のイメージとは裏腹に距離延長で台頭してもおかしくはない。特にダンスインザダーク産駒などは菊花賞には滅法強いが天皇賞春は苦手など単純に距離の長短では語れない難儀な種牡馬だった。決して順調ではなかった状態で春のクラシックを賑わせた素質馬の距離適性を、オークスの一度の敗戦では見限りたくない。本番の秋華賞を含めて注目だ。

【中山5R2歳新馬】◎ローレリスト

今年の2歳世代のハーツクライ産駒はディープ産駒を髣髴とさせる素質馬が続々出てくるが、これは共通する4代祖先のリファールの血が大きく作用していると推測される。その根拠の1つは以下のとおりだ。

 

「血統ウェーヴ」理論の世代周期として定義している13年前の2歳馬に当たる2004年産において、リファール系種牡馬の代表産駒が出ている。

 

ローレルゲレイロ(2004)

/父キングヘイロー父父リファール

アサクサキングス(2004)

/父ホワイトマズル父父リファール

 

13年周期という切り口で競走馬の生産年に着目すると、名馬という、神の匙加減か気紛れで生まれてくる奇跡のアスリートにも、ある法則性を感じることがある。例えばニジンスキーの血を引く名馬がそうだ。

 

ニジンスキー(1967)

フサイチコンコルド(1993)1967+13+13

/父父ニジンスキー

ダンスインザダーク(1993)

/母父ニジンスキー

ブエナビスタ(2006)1967+13+13+13

ニジンスキーの3×4

奇しくもニジンスキー26年後に生まれた世代の日本ダービーは、この孫によるワンツーフィニッシュだった。

そして、その13年後に生まれたブエナビスタニジンスキーのクロスによる最高傑作といえる名馬だ。

 

2017年産に戻る。

今年の2歳世代の種牡馬ハーツクライばかりが話題だが、これと同期でディープ全兄のブラックタイドも侮れない。

【◎ローレリスト】

ブラックタイド

母父ダンシリ(1996)

 

ダンシリの後ろに生産年を入れたのは他でもない、1996年/13年周期産の種牡馬を父に持つ繁殖牝馬と全弟ディープインパクトの配合は紛れもないニックスなのだ。

 

[母父が1996年/13年周期種牡馬ディープ産駒]

ジェンティルドンナ/母父ベルトリーニ(1996)

キズナ(他多数)/母父ストームキャット(1983)

サトノダイヤモンド/母父オーペン(1996)

リアルインパクト/母父メドウレイク(1983)

他、重賞勝ち馬だけでも枚挙に暇がない。

 

母父ダンシリでも秋華賞2着のミッキーチャームが出ていて、2017年産に限りブラックタイド≒ディープの傾向が強いとすれば◎ローレリストには相当期待できそうだ。

【愛チャンピオンS】◎ディアドラ

当レースの過去6年の連対馬の世代周期別の内訳は

 

現4歳世代/3年周期・・7頭

現5歳世代/3年周期・・3頭

現3歳世代/3年周期・・2頭

 

と、生産年を3で割ると2余る現4歳世代の活躍が顕著だ。加えて、馬齢に着目すれば3歳馬の活躍が目立つから、日本調教馬として挑む5歳のディアドラにとっては良くない傾向と言えるが...

 

今回のメンバー中では4歳馬が4頭いるが、内2頭はガリレオ産駒だ。過去6年で3着以内の好走こそ目立つが、勝ったのは2年前のデコレーテッドナイトのみ。当馬の母父は日本競馬にも適性の高いストームキャットで、ヴィブロスの勝ったドバイターフでトライアル勝ちが評価されて3番人気に支持されているくらいだから、いわゆるバリバリの欧州仕様のサドラー系とは違う気がする。人気のマジカルは相手筆頭には違いないが、本格派?のガリレオ産駒を本命には推したくない。対抗◯まで。

 

もう一頭の人気4歳馬のエラーカムサドラーズウェルズの血が3代祖先まで薄まった血統だが、これは昨年の1・2着馬もそうだった。しかし、エラーカムは前走のインターナショナルS時の評価がヨーク巧者ではなかったか。現地の前売りオッズの評価が高いのは3歳馬のレベルと日本馬の過小評価によるものだとしたら信頼は置けない。

 

とすれば、4歳馬では人気薄のハンティングホーンが面白い。父がモンジュー産駒のキャメロットだからエラーカムと同じく3代祖先にサドラーを持つ血統だ。マジックワンド、レイデオロに先着したドバイシーマC4着の実績も不気味に光り、穴3着候補の☆。

 

1着候補で警戒しなければいけない3歳馬だが、現地の前売りオッズで前出エラーカムより評価が高いのがヘッドマンだ。3歳馬による当レースの優勝は戦前の評価の高い人気馬によるものだから侮れないが、これもディアドラの過小評価によるものだとすれば例年のデータが当てはまらない可能性もある。単穴▲までだ。

【◎ディアドラ】

現地の単勝オッズより段違いに人気になったとしても過剰人気とは限らず、今回は向こうのオッズがクレイジーな可能性が高い。それだけの根拠はある。

 

[①連勝血統である] 

ハービンジャーベーリングを媒介するニールガウ(1/4)*1

 

すでに何度か書いているが、母父(あるいは父父)にストームキャットトニービンを持つ馬に代表されるニールガウ(1/4)の波を備える血統馬は充実期に連する傾向がある。逆に一度スランプに入ると低空飛行が長く続く傾向もディアドラには当てはまるから今回も期待していいだろう。

 

[②愛チャンピオンSの血統傾向]

過去6年の勝ち馬のうち3頭が血統表にニールガウ(1/4)の波を備える

[17年] デコレーテッドナイト/母父ストームキャット媒介

[16年] アルマンゾール父内ダンジグ媒介

[14年] ザグレイギャッツビー母父アントレプレナーシカンブル媒介

 

がんばれディアドラ!!

*1:一代祖先+4代周期遡る

【開幕週の芝傾向②】2001年産種牡馬の産駒の取捨を考える

今週末のローズSの施行条件でもある阪神芝1800m戦だが、開幕週の先週行われた3レースの内、

実に2レースで2001年産種牡馬の産駒が上位を独占した。

 

【土曜3R】

1着ジュンライトボルト/キングカメハメハ(2001)

2着ドゥーべ/ダイワメジャー(2001)

3着ラインオブダンス/ハーツクライ(2001)

このレースは人気どおりの決着で3連複の配当は950円と安かったが、出走馬10頭中該当馬はこの3頭のみだった。

【日曜10R】

1着マイネルレーベル/キングカメハメハ(2001)

2着インビジブルレイズ/ハーツクライ(2001)

3着ヒストリア/ハーツクライ(2001)

このレースは大波乱で3連複20万越えの超高配当だったが出走馬11頭中、2001年産種牡馬の産駒は6頭いた。今後の為にもそれぞれ分析してみよう。

 
10着ワイプティアーズ(2番人気)/ダイワメジャー(2001)

当馬は過去に3着以内に好走した次走はすべて馬券外だから危ない人気馬だった。

過去の記事を貼り付けておこう。
alnasrain2004.hatenablog.com

同様に、3番人気(8着)のレイズアベール/父ハーツクライも前走人気薄で掲示板内に好走していた。加えて、最低人気で最下位だったサトノグラン/父ハーツクライは近9走で4着以内が1回もなかった。

残るは3着以内に入った3頭なのだが、どうすればこれらが拾えるのか。
前置きが長くなってしまったがこれが今回のテーマだ。
 
1着マイネルレーベル

前走人気薄で3着の後の今回も人気薄だった。マークされる立場なら結果は違っただろう。1走置きに好走するという現象には、凡走の後はライバルのマークから外れやすいといった傾向の影響があると頭に入れておこう。

 
2着インビジブルレイズ

当馬は天候が雨の時のレース成績の下降が顕著だ。逆に今回のような晴・曇天時の少頭数(13頭以下)レースで奇数番枠か内枠に入ったときは3戦して2勝2着1回だった。こちらも1走置きに好走するという現象には、枠順が偶数番枠か奇数番枠かといった1/2の確率に好走が依存する性質の影響があると頭に入れておこう。さらに個体によって走れるツボが狭ければ度外視できる敗戦も多く、見限ってはいけない穴血統だ。

 
3着ヒストリア

こちらも良馬場の芝1800mの少頭数レースで奇数番枠か内枠に入ったときの成績が目覚しく6回走って3勝2着1回だった。

 

開幕週の傾向と合わせてこれらは記憶しておきたい。

【開幕週の芝傾向①】事件はヴィクトワールピサ産駒の好走の裏で起きていた!?

札幌2歳Sのゴルコンダの敗戦と先週のレース結果で、もうヴィクトワールピサ産駒の狙いが開幕週の芝であることがバレてしまっただろうから今回は省略しよう。

【日曜中山7R】芝1200m

1着アゴベイハーツクライ2001年産

2着カステヘルミ/ブラックタイド2001年産

3着タイドオーバー/ブラックタイド2001年産

メンバー中、2001年産種牡馬の産駒は該当4頭で3連複の配当が4000円近いのだから...というのは結果論だが、論点はそこではない。以前、「2001年産種牡馬の産駒は奇数馬番枠で好走する」という記事を書いたが、これがゲートの先入れと関係していることが当レースで見事に実証されたのだ。

1着アゴベイ/16番枠(大外 

2着カステヘルミ/1番枠

3着タイドオーバー/8番枠

「3頭中2頭偶数枠やないかい!」

と、突っ込んだあなた...

ちゃんとレース見てますか?
レースはゲートを出る前から始まっているんです!

このレースは全馬スムーズにゲートに収まった...と思われたところでレッドルチアが前扉を壊して先に出てしまったのだが、大人しくすぐ係員に抑えられて外枠発走になった。正確な時間は計っていないが、レッドルチア以外は全馬ゲートに入ったまま通常以上に待たされていたのだ。馬柱の情報だけを頼りにすると、勝ったアゴベイは大外枠が幸いして通常より好スタートを切って流れに乗れたように読み取れるから注意が必要だ。

競走馬はゲートに入るだけで心拍数が通常の約1.7倍にもなるというデータもある。

ゲート内で待たされる時間がレースの展開に関与していることは疑いようが無く、今後も2001年産種牡馬の産駒に限らず研究していこう。