モンジューのひ孫     /〜血統ウェーヴ〜

直系統にとらわれない血統解釈で競馬の本質に迫る

最強位バトル、初参戦で3位でした(^^)

netkeiba主催の「俺プロ」において、馬士というランクに昇格したことを前回の記事で書いた。

その馬士になると自動的に月間の獲得ポイントを競う「最強位バトル」に参加することになるのだが、2月の成績が歴戦の猛者たちに混ざって3位に入ってしまったのだ。

 

とはいえ、先月に限って特別好調だった訳でもない。

POG-INFOの予想シミュレーション機能の成績(回収率)を見てみる。

 

1週目= 71%

2週目=131%

3週目= 82%

4週目=103%

 

買い目、金額に縛りがある為、数を打つ程100%超えのハードルは高く、「引き出し」の多さと粘り強さが問われる。操作がシンプルで、とにかく積極的に◎を打って「直感」を磨いていく実験ツールとして、個人的に欠かせない存在である。

 

では次に、「俺プロ」の成績だ。

 

1週目=124%

2週目=117%

3週目=166%

4週目=182%

(勝負レース上乗せ除く)

 

2週目だけPOG-INFOの成績を下回ってしまったが、こちらはゲームに勝つことに主眼を置いている分、回収率は高くて当然だろう。

 

 

さて、最強位バトルでは2位に入るとnetkeiba公認のプロ予想家としてデビューできるらしい。少し間違えば自分にオファーがあったのかと考えると、不思議な気持ちだ。

 

 

プロ契約したら、このブログはどうなるのか?

POG-INFOには、予想は送信できないのだろう。

 

そもそも、「俺プロ」は何の為にやってる?

 

血統研究は?

 

競馬は?

 

・・・

 

・・

 

一日中、スタリオンブックの米粒みたいな文字を追いかけていたのは、…誰…?

 

 

先週日曜の競馬の後、こんなような、落ち込むとも何とも表現しにくい不思議な感情に陥った。

 

それでも週末は、来る。

無事、馬士昇格

私は普段から新聞を買わない。

予想に使っているのはnetkeibaの無料競馬新聞だ。

そのnetkeibaが主催する予想大会「俺プロ」において、「馬士」という称号?を得たので記事にしておきたい。

 

初参加は19年暮れのホープフルS週だったから、丁度1年と1ヶ月が経過したことになる。印象は「競馬予想スキルを武器として使える頭脳ゲーム」といったもので、リアル馬券の検討とは別物である。細かいルールなどの説明は省くが、各段位でポイント獲得のボーダーがあって、例えば最も下のボーダーが回収率60%ならば、59%だろうが0%だろうが同じ-2Ptであり、いわゆる「追い上げ」がノーリスクで打てる。

これは、現実の馬券では余程の富豪でない限りありえない。

 

ゲームの上達(昇段) ≠ 競馬の本質に近づく

、ということだけは肝に銘じておこう。

 

さて、POG-INFOの予想機能では「直感」を重視して数を打っていくのに対し、俺プロでは少し引いて客観的な態度をとっているが、

モンジューのひ孫」

という同ペンネームを使っている限り印の整合性は厳守し、買い目と金額のみ変化を加えるのがポリシーだ。

また、「俺プロ」においても基本的に追い上げ戦術はとらず、土日バランス良く予想することを心がけており、今後もそれは変わらない。

 

得意な条件に逃げず、一つ一つ地道に積み重ねてトータル回収率を上げていくことが競馬の本質に近づくことであると信じ、歩んでいこうと思う。

何故◎を打てたのか?

日曜中京3Rで最低人気のメイショウマンサクが差し切り、単勝万馬券を演出した。

この時、私は自己分析の為の予想シミュレーション機能(POG-INFO)で当馬に◎を打っていた。

この記事は、POG-INFO管理人様より「何故◎を打てるのか?」というお褒めの言葉に応えるものであり、出来る限り、その当時の思考を再現したいと思う。

 

まず予想時間だが、恐らく1分弱だったと思う。

当予想機能の締め切りは発走時刻10分前が厳守で、直前にならないとスイッチが入らない自分にとっては3場開催ともなると特に忙しい。本来ならば、1分弱なら予想の送信は諦め、リアル馬券の検討に入るところだ。

 

しかし、この時は違った。

 

前日の中京最終レースで、同D1400m戦において最低人気のロイヤルパールスが勝ち切っていたからだ。本馬はマツリダゴッホ(2003)産駒であり、当コースに2003年産種牡馬の産駒の適性が高いことは認めつつも、あまりにも近走成績がズタボロで手が出なかった。

 

「今週に限っては余程トラックバイアスが大きいな...」

 

という前日の意識が残っていたので、2003年産種牡馬の産駒を見つけ次第、細かいことには目を瞑って◎を打とうと決めてかかったのだ。

 

メイショウマンサク

メイショウサムソン(2003)

 

出走馬からこれを探し出すのは10秒とかからず、更に運の良いことに該当馬はこの馬だけでその分析に集中できる。

 

「前走最下位か...」

とは言えD1800m戦だったからノーカウントでいい。

デビュー戦は今回と同条件で1.3秒しか負けてない。この時期の未勝利戦、特に3場開催ならば他馬とそれ程力差があるとは思えない。

 

「休み明けか...」

成長期の若駒だ。体重増が好ましい、プラス18キロ。

 

更に、誕生日を確認する。

「4月2日生まれ」伸び代を見込めそうだ。

早生まれなら、少なくともためらっていただろう。

 

しかしながら最も幸運だったのは、前日のロイヤルパールス(6歳)とメイショウマンサク(3歳)の生産年が3年周期で重なっていたことだ。種牡馬別、生産者別データを整理しても、様々な条件でこの周期の面白い傾向が認められるが、流石に1分足らずでこの確認は出来なかった。

 

・・・

といった具合で、目を瞑って思い切り振ったら場外ホームランだった...が本音であり、後半上手く予想できず課題の多い週末でした(笑)。

【AB理論】ブラックタイド産駒が活躍する厩舎の特徴とは?

前回、「連対率」を比較条件に用いた特別な方法で騎手と調教師を仕分けした。

 

=高い

=低い

 

とすれば、直感的に最も好走率が高そうな組み合わせは騎手厩舎であろう。

しかしこの予測は直感的というよりも短絡的と言うべきであり、実際に自作の生産者別データに当てはめると最も好走率の高い組み合わせは騎手厩舎であった。

 

競馬予想をしていれば、誰しも経験がある筈だ。

2頭の取捨で最後まで悩み、結局は「前走着順が上」、「人気が上」、「騎手や厩舎がリーディング上位」などと短絡的に結論を導くと見事に裏目に嵌ってしまうのである。

確かに、これらの要素は一次元で語れば「上」であるほど好走率は高いのだが、複雑に絡み合う予想ファクターの一つとして捉えると、そうそう簡単ではない。

 

一例を挙げてみよう。

前回作った2020年のデータを種牡馬別に分析すると、ブラックタイド産駒の厩舎の好走率が厩舎よりも顕著に高いことに気付く。

16、17年と年度代表馬に輝いたキタサンブラックの所属していた清水久詞厩舎もリーディング上位の中では顕著に連対率は低く、レースを使いながら馬を鍛え上げる印象が強い。

ブラックタイド産駒に限らず、叩き上げて調子を上げる馬や、枠順や展開に左右されやすい馬は、一戦必勝スタイルの厩舎が合うとは思えない。

この場合、連対率の高い厩舎=好走率が高い、といった方程式は成り立たないのだ。

 

前回の記事に書いた通り、自作の生産者別データで最も好走率が高かったのは騎手×厩舎のコンビだった。

騎手からすれば、厩舎で馬が仕上がりきった、狙い澄ましたレースである程プレッシャーが重そうで、かえって厩舎の方が気楽に乗れて好成績に繋がるというのはありそうだ。

 

また、騎手に限れば、直感通り厩舎の方が好走率は高く、マイナス×マイナス=プラス、といった具合にもいかない。

 

いずれにしても、競馬予想における様々な予想ファクターにまつわる数値の高低の扱いは、単純な四則演算できるほど簡単ではないことは確かである。

【AB理論】矢作厩舎と杉山晴厩舎の共通点とは?

コントレイルの矢作厩舎。

デアリングタクトの杉山晴厩舎。

 

この、昨秋のジャパンCにおいて世紀の大決戦を演出した2つの厩舎には共通点がある。

いずれも、他のリーディング上位厩舎と比較して好走率が低いのだ。

2020年の勝ち星ではそれぞれ全国1位、4位と素晴らしい成績を残したが、連対率、複勝率ともに上位8厩舎の中でワースト1位、2位である。

JRA賞の「最高勝率」や「無敗」の肩書きに拘らず積極的にレースを使い、敗戦をも糧にして馬と騎手の信頼関係を築き上げている印象だ。

だからこそ、成立したとも言える2020年のジャパンCなのだろう。

 

 

さて、これをモチーフにして提唱したいのが【AB理論】だ。

 

<まず、騎手と調教師を「連対率」で仕分けする>

2020年リーディング上位から2人ずつ「連対率」を比較して、

高い

低い

に仕分けしていく。例えば、

 

1位 ルメール騎手→

2位 川田騎手  →

 

3位 福永騎手  →

4位 松山騎手  →

 

5位 武豊騎手  →

6位 横山武騎手 →

 

といった具合で、連対率4割越えのルメール騎手がに仕分けられる所がミソだ。

進んでいくと、

 

13位 デムーロ騎手→

14位 横山典騎手 →

15位 団野騎手  →

16位 和田騎手  →

 

のように成績が近ければ4人セットで比較した方がデータの趣旨に沿う。

「データの趣旨」を厳密に説明することは難しいが、A/Bは技術の上下ではなく「勝率や連対率に拘るか」といった性格など、血液型のA/Bに近いイメージだ。

 

・・・

 

これを、自作の生産者別データに入力して整理してみたのだが、

さて、ここで問題である。

次の組み合わせの内、最も好走率の高かったのはどれか?

 

①騎手厩舎

②騎手厩舎

③騎手厩舎

④騎手厩舎

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・データは2020年

好走=重賞を含む特別戦の全連対

   2歳新馬/未勝利戦の1着(2番人気以下) 

   平場2勝クラスの1着  (2番人気以下)

 

凡走=3歳未勝利戦を除く、

   1、2番人気で4着以下

   3番人気で6着以下

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

直感では、①が最も好走率が高く、④が最も低そうだが実際は違った。

 

最も好走率が高かったのは②であり、代表的なコンビはコントレイルの福永騎手×矢作厩舎だ。

逆に好走率が最も低かったのは直感通り④だった。アーモンドアイのルメール騎手×国枝厩舎や、デアリングタクトの松山騎手×杉山晴厩舎も、このグループになる。下級条件でブランド人気するようなら疑ってかかろう。

 

そして面白いのは、騎手厩舎と、騎手厩舎の好走率が殆ど同じであったことだ。前者の代表的なコンビは川田騎手×中内田厩舎で重賞実績も多数あるが、実は×でも好走率は変わらず、先に述べたように最も好走率が高いのは×なのだ。

 

この事実だけでも、騎手・厩舎・血統などの回収率データをむやみやたらに足し算することの危うさを十分示していると思う。

競馬の本質に近づくには、様々なファクターを虚数を用いた掛け算(回転)で捉えていかなければいけない、と本気で考えている。

 

【AB理論】条件別、生産年別などの具体的な実戦偏を今後書ければ。

【ジャパンC】デアリングタクトよ、ザルカヴァになれ

菊花賞

本命のバビットの手応えが早々に怪しくなり、コントレイルの楽勝だと思った。

しかし現実は、条件戦を勝ち上がったばかりのアリストテレスに最後の最後まで苦しめられた辛勝。レース後のダメージは、稀代の名馬として生を受けてから初めての経験だったであろう。ジャパンCでは、ただでさえ3歳牝馬よりも1週間短いリフレッシュ間隔なのだから、予想ファクターとして重要視すべきだ。

 

さて、過去20年遡っても前走で条件戦を勝ち上がって菊花賞を制した馬は2頭のみで、いずれもダンスインザダーク産駒だ。ダンス産駒は菊花賞には滅法強いが春の天皇賞の成績はサッパリで、その要因の一つとして成長曲線が3歳秋にピークを迎えやすいといった傾向が推測される。

 

正直なところ、菊花賞で驚いたのはコントレイルの勝負根性ではない。

エピファネイア産駒の底力だ。

血統的裏付けが必要な条件下における好走は、逆説的にこの新種牡馬の評価が担保されたと言ってもいい。

 

「3歳秋、距離延長のエピファネイア

こんな格言が本物となる舞台が明日、ジャパンCで整いつつある。

いや、整い過ぎたといってもいい。

 

クロノジェネシスが一番怖かった。

秋の天皇賞からジャパンCを連勝するのは難しく、過去20年遡っても1頭しかいない。その唯一であるゼンノロブロイは父サンデーサイレンスに加えて母内にも連勝血統であるニールガウ(1/4)を備え、秋の古馬3冠をグランドスラムした。

早々にジャパンC参戦を表明した無敗の3冠牝馬の前に立ち塞がるのは、天皇賞・秋を勝った馬ではなく、ステップとして使った馬だろうと踏んでいたのだ。

 

 

12年前、フランスで6戦無敗の3冠牝馬が誕生した。

もっとも、現地では牝馬3冠という呼称は特にないらしい。

そのザルカヴァは7戦目で迎えた凱旋門賞、勝負所で歴戦の猛者たちによる壮絶な体当たりをも払いのけ、1着をもぎとったのだ。

 

どんな境遇も、本物には言い訳にならない。

 

2020年、ジャパンカップ

日本競馬史上に輝く大決戦で、

デアリングタクトよ、ザルカヴァになれ。

【天皇賞・秋】◎フィエールマン

天皇賞・秋、   2頭(牡馬

ジャパンカップ、 2頭(牝馬

有馬記念、    3頭(牡馬2:牝馬1)

 

これは、3歳春(ダービー)までにG1レースを制した馬の、5歳シーズン以降における優勝実績(2001年~)だ。

 

天皇賞・秋でこれに該当するのは2006年のダイワメジャー(5歳/皐月賞)と2012年のエイシンフラッシュ(5歳/ダービー)のみで、両者共にクラシック制覇当時は伏兵扱いだった。

4歳時に当レースを制したウオッカ(ダービー)とブエナビスタ桜花賞オークス)は翌年の5歳シーズンでは連覇を逃し、次走のジャパンカップで巻き返しを果たしている。

3歳春から快進撃を続けてきた牝馬アーモンドアイには(少しだけ?)厳しいデータかもしれない。

 

 

では、2番人気のクロノジェネシスはどうか。

宝塚記念のパフォーマンスは昨年のリスグラシューを彷彿とさせるが、重馬場で上がりのかかる展開は着差がつきやすく、2着のキセキは昨年がピークだった感が否めない。

圧勝劇は覚醒ではなく元来のポテンシャルの高さと適性によるものだろう。適性は今回よりも恐らく次走のジャパンカップと見た。

 

 

3番人気以降は前日オッズで単勝が10倍以上付く。12頭立てだから全頭買ってもプラスの算段だが、ここまでのロジックからダノンプレミアム(5歳/早熟性)とキセキ(昨年がピーク)は1着候補から外そう。残るは8頭だ。

 

 

2001年以降、G1制覇が天皇賞・秋のみ、という馬は3頭しかいない。

 

スピルバーグ   (前走・毎日王冠3着)

トーセンジョーダン(前走・札幌記念1着)

ヘヴンリーロマンス(前走・札幌記念1着)

 

スピルバーグ毎日王冠で上がり最速のディープ産駒で、続くジャパンカップも3着に好走した。同じディープ産駒で毎日王冠4着(上がり2位)だったカデナに1着を望むのは荷が重い。ジナンボーも同様だ。

非ディープ産駒では近走の勢いが必須であり、ダイワキャグニースカーレットカラーに今が充実期という雰囲気は無い。

 

さて、残るは4頭。

土曜東京の芝傾向を見れば、香港G1馬のウインブライトには厳しい瞬発力勝負が待っていそうだ。

 

3頭。

ブラストワンピース

ダノンキングリー

フィエールマン

 

ブラストワンピースは昨年の札幌記念1着馬で、当レースとの親和性は低くない。

人気を落とした要因は前走の宝塚記念の大敗(16着)だろうが、15着のペルシアンナイトと17着のグローリーヴェイズは見事に次走で復活を遂げている。サンドイッチの法則?があるのかどうかは知らないが、今回は必ず押さえておきたい。

 

 

最後に取っておきのデータを披露だ。

 

<天皇賞・秋を連対したディープ産駒の世代>

 

5歳世代/3年周期・・4頭

4歳世代/3年周期・・0頭

3歳世代/3年周期・・2頭

 

よって、

◎フィエールマン > ダノンキングリー

 

以下、

○アーモンドアイ

▲クロノジェネシス

△ブラストワンピース。

 

ふう、疲れたワイ。