モンジューのひ孫     /〜血統ウェーヴ〜

直系統にとらわれない血統解釈で競馬の本質に迫る

【紫苑S展望】カレンブーケドールの舞台適性は??

重賞昇格から今や出世レースとなった紫苑Sだが、その血統傾向は偏っている。2年連続でハービンジャー産駒が優勝しているのは周知だろうが、

3年前の優勝馬ディープインパクト産駒のビッシュの血統もこれと無関係ではない。

ハービンジャー]母父ベーリング

ビッシュの母バランセラ]母父ベーリング

ベーリング仏ダービー馬で、凱旋門賞で伝説となったダンシングブレーヴの末脚に敗れた2着の名馬だが、3代祖先にこの名がある血統の活躍馬には他にリスグラシューがいる。これらはシーバード媒介の「ニールガウ(1/4)」の波を備えることになるが、実は当レースの過去3年の連対馬の6頭中5頭はこれに当てはまる。この血統要素を持たずに唯一2着に入ったのはあのヴィヴロスだ。

レンブーケドール

血統表のどこをどう探してもニールガウ(1/4)の波は見つからず、ここで連対すれば相当な器なのだが...

過去の紫苑Sの連対馬を見ると、その後のキャリアを含めて2200mを超える距離での連対実績のある馬はおらず、むしろ軒並み距離適性は1800m以下で鋭い決め手が印象的だ。逆に、オークスで12番人気に甘んじたようにカレンブーケドールの1800m戦(スイートピーS)の内容は目立つものでは無かった。ディープ産駒としてはフィエールマンのような長距離志向で広いコース向きと見て紫苑Sでは軽視したい。