【開幕週の芝傾向②】2001年産種牡馬の産駒の取捨を考える
今週末のローズSの施行条件でもある阪神芝1800m戦だが、開幕週の先週行われた3レースの内、
実に2レースで2001年産種牡馬の産駒が上位を独占した。
【土曜3R】
1着ジュンライトボルト/父キングカメハメハ(2001)
2着ドゥーべ/父ダイワメジャー(2001)
3着ラインオブダンス/父ハーツクライ(2001)
このレースは人気どおりの決着で3連複の配当は950円と安かったが、出走馬10頭中該当馬はこの3頭のみだった。
【日曜10R】
3着ヒストリア/父ハーツクライ(2001)
このレースは大波乱で3連複が20万越えの超高配当だったが出走馬11頭中、2001年産種牡馬の産駒は6頭いた。今後の為にもそれぞれ分析してみよう。
10着ワイプティアーズ(2番人気)/父ダイワメジャー(2001)
当馬は過去に3着以内に好走した次走はすべて馬券外だから危ない人気馬だった。
過去の記事を貼り付けておこう。
alnasrain2004.hatenablog.com
同様に、3番人気(8着)のレイズアベール/父ハーツクライも前走人気薄で掲示板内に好走していた。加えて、最低人気で最下位だったサトノグラン/父ハーツクライは近9走で4着以内が1回もなかった。
残るは3着以内に入った3頭なのだが、どうすればこれらが拾えるのか。
前置きが長くなってしまったがこれが今回のテーマだ。
1着マイネルレーベル
前走人気薄で3着の後の今回も人気薄だった。マークされる立場なら結果は違っただろう。1走置きに好走するという現象には、凡走の後はライバルのマークから外れやすいといった傾向の影響があると頭に入れておこう。
2着インビジブルレイズ
当馬は天候が雨の時のレース成績の下降が顕著だ。逆に今回のような晴・曇天時の少頭数(13頭以下)レースで奇数番枠か内枠に入ったときは3戦して2勝2着1回だった。こちらも1走置きに好走するという現象には、枠順が偶数番枠か奇数番枠かといった1/2の確率に好走が依存する性質の影響があると頭に入れておこう。さらに個体によって走れるツボが狭ければ度外視できる敗戦も多く、見限ってはいけない穴血統だ。
3着ヒストリア
こちらも良馬場の芝1800mの少頭数レースで奇数番枠か内枠に入ったときの成績が目覚しく6回走って3勝2着1回だった。
開幕週の傾向と合わせてこれらは記憶しておきたい。