~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

【本当は教えたくない】現4歳世代で高配当を仕留めるコツ

降級制度が無くなって以降、この時期の条件戦は活きのいい3歳馬が圧倒的に強い。

 

例えば1勝クラスを例に取ろう。勝ち抜けの条件戦は時間を経るごとにレースレベルが下がるのが自明であり、逆に遡る程レベルが高く、辿れば2・3歳限定の1勝クラスだ。要するに、3歳馬と古馬の混合戦が解禁されるダービー翌週の1勝クラスでは、同じ前走2着でも3歳馬と古馬の力差が最も大きくなるのが必然なのだ。加えてレースレベルは、中央場所>ローカル、G1施行当日で有力騎手が揃う競馬場の条件戦などは高くなりやすい。基本中の基本だが、負けが込んでくると見失いがちなので書き留めておこう。

 

6/4(土)の開催は顕著だった。1勝クラス、2勝クラスとも3歳馬が勝ちまくり、当然のように人気も集中した。そして迎えた東京の最終レース(2勝クラス)、1番人気に支持されたのは3歳馬のミユキアイラブユー。しかし私は直感的に危ないな、と感じていた。開催時期によるレースレベルにおける「1年」という力差はあくまでも1勝クラスの話であり、この日の2勝クラスのダート戦で人気に応えた3歳馬にはリステッド競走での好走歴があった。1勝クラスを勝ち上がったばかりのミユキアイラブユーは安易な3歳馬人気..と、これ以上は本題から脱線するのでやめておこう。

 

前述した単純なロジックに、「血統ウェーヴ」における現4歳世代の傾向予測を加えれば表題のレシピは完成だ。

 

端的に書こう。

13年周期の生産年における偏りから予測すれば、現4歳世代の狙い時は「近走の勢い」だ。しばらくスランプに陥っていた馬が、前走で人気より大きく着順を上げてきたら要チェック。好調時にまとめて稼ぐタイプなら、スランプ期間に2桁着順が続いていても目を瞑ろう。これは、前回の記事で書いた「1走置きに好走するキズナ産駒」の傾向と対極にあるといってもいい。

 

「近走の勢い」を馬柱で確認できたら、1年前の成績を確認しよう。

3歳限定の1勝クラスでの好走や、ダービー翌週直後のレベルの高い条件戦での実績があれば、「安易な3歳馬人気」の盲点が突ける。

典型的な一例は先週日曜の東京最終で13番人気2着に入った4歳馬のミッキーハローだ。当馬は昨夏以降スランプに陥って3戦連続の2桁着順を記録しているが、前走で5着に入って復調気配を見せていた。とは言え、ローカルでダービー直前の低レベル戦、3歳馬の影に隠れる形で超人気薄だった。

 

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このレース、結果的に私はミッキーハローに印を打てていない。

当馬の1年前の実績を見落としていたのだ。

 

「3歳限定の1勝クラスで2着している..」

 

気になる5頭には入っていたから、チェックしていれば或いは高配当を手にしていたかも知れないー

 

 

ーこのブログは、近い将来の自分に向けて書いたものである。

 

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ここまで読んで頂き、ありがとうございます。