~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【ダービー】◎ガロアクリーク

2017年産におけるクラシックロードは、ハーツクライ旋風から始まった。 後の重賞勝ち馬でも初戦敗退が目立つハーツクライ産駒だったが、現3歳世代ではデビュー戦から鋭い決め手を発揮する馬が続出して注目を集めた。もともと晩成傾向の血統なのだから末は博…

【オークス】・・予想要りますか?

繰り返すが、日本では4着馬は馬券対象外である。 更に、1着馬は大差勝ちしようがハナ差で辛勝しようが配当は変わらない。 要するに、これから書くことは殆ど無意味な戯言である。 ただ、安心してくれたまえ。酒などは一滴も入っていないし、そもそも、普段…

いざオークス、デアリング様のお通りだ

「競走馬はファンの馬である」 競馬の神様と称された、大川慶次郎氏の言葉である。 競馬は、馬券を買うファンによって支えられている。 レースの賞金は、私たちが日常汗水流して働いて得たお金なのだ。 競馬ファンならば、誰しも馬主に憧れるかと言えばそれ…

【無観客競馬】サラブレッドの「父に似ない」遺伝法則を考える

サラブレッドの適性や特徴が産駒にストレートに遺伝するならば、血統研究家など必要ない。実際には、いろいろな複雑な要素が絡み合っているか、はたまた単なる神の匙加減かといった具合に父に似ない。産駒の無観客適性の高さが確定的なロードカナロアやオル…

【無観客競馬】ロードカナロア産駒を再考する

前回の無観客分析から2週間たった。 最新のデータを見ていこう。 ーーーー データのレシピ ーーーーー □対象は生産者L上位概ね50位以内の生産馬 □好走データは、 ・2・3歳限定戦の2着以内(3歳未勝利戦を除く)、 ・特別戦(重賞含む)の2着以内、 …

「巨大厩舎」VS「権限厩舎」、これが現代日本競馬の本質だ!

前回までの復習だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 日本競馬を席巻するノーザンF生産馬の約半数はクラブ所属馬で、その権限は実質生産者にあり、トレセン並みの施設と優秀なスタッフの揃った「外厩」の利用が日常になって調教師の裁量は確実に狭まっ…

「ブランド厩舎」と「権限厩舎」を見極めろ! 上位厩舎偏

「前置き偏」を読んでくれた方に捧げる ・・・ さあ、 ーーーー データのレシピ ーーーーー 集計期間は直近30週分 □対象は生産者L上位概ね50位以内の生産馬 □好走データは、 ・2・3歳限定戦の2着以内(3歳未勝利戦を除く)、 ・特別戦(重賞含む)…

【回収率向上大作戦】ブランド厩舎と権限厩舎を見極めろ!(前置き偏)

現在の日本の生産界はノーザンファームが席巻している。 そのノーザンF生産馬の約半数はサンデーレーシング、キャロットクラブ、シルクホースクラブのいずれかに所属しているが、これらの馬の育成方針やローテーション、騎手の起用などの権限はどこにあるの…