~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

【開幕週の芝傾向①】事件はヴィクトワールピサ産駒の好走の裏で起きていた!?

札幌2歳Sのゴルコンダの敗戦と先週のレース結果で、もうヴィクトワールピサ産駒の狙いが開幕週の芝であることがバレてしまっただろうから今回は省略しよう。

【日曜中山7R】芝1200m

1着アゴベイハーツクライ2001年産

2着カステヘルミ/ブラックタイド2001年産

3着タイドオーバー/ブラックタイド2001年産

メンバー中、2001年産種牡馬の産駒は該当4頭で3連複の配当が4000円近いのだから...というのは結果論だが、論点はそこではない。以前、「2001年産種牡馬の産駒は奇数馬番枠で好走する」という記事を書いたが、これがゲートの先入れと関係していることが当レースで見事に実証されたのだ。

1着アゴベイ/16番枠(大外 

2着カステヘルミ/1番枠

3着タイドオーバー/8番枠

「3頭中2頭偶数枠やないかい!」

と、突っ込んだあなた...

ちゃんとレース見てますか?
レースはゲートを出る前から始まっているんです!

このレースは全馬スムーズにゲートに収まった...と思われたところでレッドルチアが前扉を壊して先に出てしまったのだが、大人しくすぐ係員に抑えられて外枠発走になった。正確な時間は計っていないが、レッドルチア以外は全馬ゲートに入ったまま通常以上に待たされていたのだ。馬柱の情報だけを頼りにすると、勝ったアゴベイは大外枠が幸いして通常より好スタートを切って流れに乗れたように読み取れるから注意が必要だ。

競走馬はゲートに入るだけで心拍数が通常の約1.7倍にもなるというデータもある。

ゲート内で待たされる時間がレースの展開に関与していることは疑いようが無く、今後も2001年産種牡馬の産駒に限らず研究していこう。