モンジューのひ孫     /〜血統ウェーヴ〜

直系統にとらわれない血統解釈で競馬の本質に迫る

【中山芝2000m攻略】ステイゴールド・ハービンジャーに続く種牡馬を探せ!

前回の記事のテーマは新潟直線1000mに関する推理だったが、血統とは全く無関係なものだった。今回が本題だと言っていい。

まず前回の推測をまとめてみよう。

外枠に入るほど有利な直千競馬にも関わらず6枠の勝率が複勝率に比べて極端に低いのは、好走が更に外の8枠7枠の馬に依存したもので、これによって漁夫の利を得ることもある内枠よりも勝ち数が伸びない、というものであった。

直千競馬においては大外枠の能力補正が顕著なのは言うまでもないが、走っている馬たち自身にはどう映るのか。見ているファンにはもはやピンク帽の軽量牝馬が1着入線しても強さなど微塵も感じないが、近くを走る6枠の馬たちの多くは「こんな速い馬には勝てないな」と半ば諦めているに違いない。

今回はこの馬目線?とも言える推測から強引にも、

 
「直千競馬の大外枠」を「芝中距離戦におけるディープインパクト産駒」に置き換えて考えることがテーマだ。

 

中山芝2000m戦のディープ産駒の成績は勝率、複勝率とも他のリーディング上位種牡馬を凌駕している。これはコース適性云々よりも、圧倒的な肌馬の質の高さに裏打ちされた能力の高さによるものだろう。であるならば直千競馬の6枠馬のように、このディープ産駒たちと能力比較によれば次位の、似た脚質を持った種牡馬の産駒たちの勝率は複勝率に比べて極端に低くなるのではないか、と推測した。

昨年末までの過去3年の中山芝2000m戦で、勝率が複勝率の1/3を下回った有力種牡馬キングカメハメハマンハッタンカフェだ。これらの産駒はディープ産駒の支配する展開によるこの条件下での好走率は高くとも、本質的なコース適性は疑問だ。

ならば、勝率が複勝率の1/3に近いバランスの成績を残す有力種牡馬たちはどうか。これはステイゴールドハービンジャーが当てはまり、当該コースの重賞でも多数活躍している。要するに、産駒の平均的な能力な高さで実績を積み上げたディープ産駒と、それに半ば依存する傾向のある種牡馬を隠すことで、本質的にそのコースに強い種牡馬が見えてくる、というわけだ。

これを踏まえれば、今後中山芝2000m戦の有力種牡馬としてステイゴールドハービンジャー に続くのはルーラーシップだろう。紫苑ステークス出走の有力馬たちにも早速注目だ。