~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

種牡馬研究

【無観客競馬】サラブレッドの「父に似ない」遺伝法則を考える

サラブレッドの適性や特徴が産駒にストレートに遺伝するならば、血統研究家など必要ない。実際には、いろいろな複雑な要素が絡み合っているか、はたまた単なる神の匙加減かといった具合に父に似ない。産駒の無観客適性の高さが確定的なロードカナロアやオル…

【続】2001年産種牡馬の産駒は奇数馬番枠で好走する

今週末に行われる阪神JFが今年の中央競馬のベストバウトになるのではないか。 久々に胸の高鳴るG1レースだ。 2017年産 ノーザンFの誇るディープ産駒のエース牝馬と、 ダーレーが送り込む、大当たり年のハーツクライ産駒の真打の激突。 初対決を制す…

【開幕週の芝傾向②】2001年産種牡馬の産駒の取捨を考える

今週末のローズSの施行条件でもある阪神芝1800m戦だが、開幕週の先週行われた3レースの内、 実に2レースで2001年産種牡馬の産駒が上位を独占した。 【土曜3R】 1着ジュンライトボルト/父キングカメハメハ(2001) 2着ドゥーべ/父ダイワメジャー(20…

【開幕週の芝傾向①】事件はヴィクトワールピサ産駒の好走の裏で起きていた!?

札幌2歳Sのゴルコンダの敗戦と先週のレース結果で、もうヴィクトワールピサ産駒の狙いが開幕週の芝であることがバレてしまっただろうから今回は省略しよう。 【日曜中山7R】芝1200m 1着アゴベイ/父ハーツクライ(2001年産) 2着カステヘルミ/父ブラッ…

【休み明け方程式】ディープ産駒≒サクラバクシンオー産駒??

「血統ウェーヴ」では、サラブレッドの生産年を3年周期と13年周期で定義している。 これは、血統や現役時代のイメージとは産駒の適性や特徴の辻褄が合わない種牡馬たちの誕生年が、この周期で重なる傾向に気づいたことから始まっている。 これがタイトル…

【ここが変だよ'17年産②】実は現役時代のディープインパクトは叩き良化型だった

今年の2歳にあたる2017年産の競走馬には、ディープ産駒の専売特許とも言える「新馬戦・広いコース・鋭い決め手」といった特徴が、リファールの血を持つ別の種牡馬の産駒たちにも現れている、とここまでが前回の考察だった。 そもそも、何故ディープインパク…

【ここが変だよ'17年産①】今年の2歳のハーツ産駒はディープ産駒だと思え!?

予想が外れてやけになっているわけでは無い。 あっという間に新馬戦が始まってからもう3ヶ月... 異常事態だ...と薄々感づいてはいたが、もう意識を変えなければならない。 <2017年産> ①ハーツクライ産駒 新馬戦から鋭い決め手を発揮する産駒が次々登場。 …

【種牡馬格言】2001年産種牡馬の産駒は奇数馬番枠で好走する

前回の記事の抽出データがあまりにも出来すぎだったので、もう少し踏み込んでみよう。 「血統ウェーヴ」ではサラブレッドの誕生年を13年周期と3年周期によって定義している。例えば2001年産種牡馬と13年周期で重なる1988年産種牡馬の産駒には共通した特…

【種牡馬格言】2001年産種牡馬の産駒は1走置きに好走する

キングカメハメハが死んでしまった。 種牡馬は引退しても平穏な余生を願っていただけにショックは大きい。 キングカメハメハの現役時代の活躍はあまりに短く、しかし衝撃的だった。当時の常識ではNHKマイルカップ優勝から中2週で挑むダービー制覇は全くもっ…