~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

いざオークス、デアリング様のお通りだ

「競走馬はファンの馬である」

 

競馬の神様と称された、大川慶次郎氏の言葉である。

競馬は、馬券を買うファンによって支えられている。

レースの賞金は、私たちが日常汗水流して働いて得たお金なのだ。

 

競馬ファンならば、誰しも馬主に憧れるかと言えばそれは違うようだ。

例えば、爆笑問題田中裕二氏は無類の競馬好きで知られている。

田中氏は日曜午後のラジオ番組のオファーがあった際に「競馬が見られなくなる」と一度は拒否したが、なんと番組内に競馬中継コーナーを作るというウルトラC案で新番組をスタートさせた。

私は高校生時代から爆笑問題の大ファンで、深夜ラジオを録音して何度も聴いていたほどだ。深夜放送でも競馬の話題になることが度々あって、「競馬の無い世界は考えられないが、馬主には全く興味ない」と語っている。

 

 

「競走馬はファンの馬である」

 

応援する馬の馬券を買って、絶叫する。

時には馬に自分の人生を重ねて、苦楽を共にする。

個人馬主も、

一口馬主も、

ペーパーオーナーも関係ない。

それ程に、サラブレッドは美しく、力強いのだ。

 

POGとは誰が始めたのかは知らないが、素晴らしい遊びだ。

毎年数頭の馬をデビュー前から追いかけて、クラシック制覇を夢見る。

私が最初に参加したのは1997年で、月刊誌「サラブレ」の企画である。

記念すべき1頭目の指名馬ディヴァインライトがクラシックに乗り、皐月賞、ダービーに出走した。高校生だったこの時に競馬の魅力を知り、のめり込むきっかけになったのは言うまでもない。

 

それから23年後、120頭目の指名馬がオークスを走る。

 

皆の者、控えおろう!

桜花賞馬のお通りだ。