~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

【生産者別】1/5(日)の注目馬・軽視馬

昨秋から血統予想の精度向上の為に始めた生産者別分析だが、今年はもう少し深く掘り下げていこうと思う。早速、正月休みを使ってデータをリーディング15位以内から34位以内まで拡張した。

「34」という数字に特に思い入れはなく、単純に昨年の年間勝利数が「12」を越える生産者を対象としただけだ。このデータ作成は毎週コツコツと積み上げていく作業になるので、「平均して月に1勝してくれるなら報われるかな」といった希望を込めた。

 

日本の生産界は、現在ノーザンFが他生産者を圧倒している。

しかしながら詳細にその分析を試みれば、天下のノーザンF生産馬も「万能」でないことは一目瞭然だ。

「長所の裏には常に短所が潜んでいる」という教訓はいかなる大牧場とても例外ではない。

 

 

※データは全て直近13週の延べ頭数

 

ノーザンF生産・明け3歳馬

芝2000m戦中4~8週ローテ成績

 

当然ながら、昨年の2歳戦のデータだ。

 

3着以内        ・・16

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 2頭

 

2歳戦では実戦経験馬の休み明け(中9週以上)成績が抜群だったノーザンF生産馬だが、芝2000m戦に限れば中4~8週ローテの成績が安定している。

 

★注目馬★

京都9R 福寿草特別 芝2000m

レッドフラヴィア 牝3 中5週

ダイワメジャー

 

前走芝1800m戦で新馬勝ち。

芝1800m新馬戦/ノーザンF生産馬の勝ち馬は直近13週で当馬を含めて7頭いるが、他6頭は全てディープインパクト産駒だ。ダイワメジャー産駒による勝ち上がり(圧勝)は大物の予感。

 ダイワメジャー産駒で距離延長が不安..と考える人もいるだろうが、

回収率を重視するなら「誰もが不安になるようなデータ」はオッズに反映するから気にしなくていい。

そもそも昨年の秋華賞をクロノジェネシスが勝ったが、バゴ産駒の牝馬なんて他は殆どスプリンターかマイラーだよね..

 

▼軽視馬▼

京都9R 福寿草特別 芝2000m

レクセランス 牡3 中10週

ディープインパクト

 

前走芝1800m戦で新馬勝ち。要するに、前出のディープ産駒6頭の内の1頭だ。

データから推測すれば新馬戦はノーザンF生産馬のアドバンテージを遺憾なく発揮した可能性が高いから、ローテも含め今回は過信禁物だ。

 

★注目馬★

中山5R 3歳1勝クラス 芝2000M

サトノフラッグ 牡3 中6週

 

人気だろうが、大人しく長い物に巻かれよう。府中の方が合うとは思うけど..

 

ケイアイF生産馬

芝2000m戦成績

 

3着以内        ・・ 

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 0頭

 

3着以内8頭中、人気以上の好走が6頭。特筆すべきは明け3歳のロードオマージュで集計期間内に3着以内が4回あるが、すべてが中3週以内の詰まったローテによるものだ。ロードオマージュはエピファネイア産駒だが、他生産馬の同産駒2000m戦3着以内は殆どが新馬中9週以上の休み明けなのだから、ケイアイF生産馬には芝2000m戦における特別な耐性のようなものが備わっているのだろうか。

 

★注目馬★

中山5R 3歳1勝クラス 芝2000M

アンサンブル 

 

サトノフラッグの隣枠..

単勝付くなあ..(独り言)

 

★注目馬・番外★

中山5R 3歳1勝クラス 芝2000M

ルトロヴァイユ 休み明け

レイクヴィラF/父エピファネイア

 

基本エピファ産駒は休み明けを狙おうね..

3連複1-5-6で26倍かあ..(独り言)

 

ビッグレッドコスモビューF

生産馬/芝1800m戦芝2000m戦成績の比較

 

ビッグレッドF】

 芝1800m戦

 3着以内        ・・ 頭 (1着なし)

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 1頭

芝2000m戦 

 3着以内        ・・ 11(1着2回)

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 2頭

 

微妙な違いのようにも映るが、芝2000m戦3着以内11頭全てが人気以上の好走!!

明らかに芝2000m戦の方が期待値が高い。

 

【コスモビューF】

 芝1800m戦

 3着以内        ・・ 頭 

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 0頭

芝2000m戦 

 3着以内        ・・ 頭(全て6番人気以下での好走!

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 1頭

 

芝1800m戦の方が得意..のようだが、こちらも穴指数が高いのは芝2000m戦だ。

 

★注目馬★

中山11R 中山金杯

マイネルサーパス

ビッグレッド

 

16番枠が気になるが、もう一度言おう、

回収率を重視するなら「誰もが不安になるようなデータ」はオッズに反映するから気にしなくていい.. 筈だ..

ていうかこの馬、早い上がりの要求されない芝2000m戦なら確実に上位争いだと思うよ..

大外枠のザダルと同斤量でこのオッズ差ですか..(独り言です)

 

▼軽視馬▼

中山11R 中山金杯

ウインイクシード

/コスモビューF

 

前走芝1800m戦好走で現在4番人気。4~6着な気がしてならない。

今年の抱負は、ありません

実はこの記事は、タイトルから内容まで全て書き改めたものだ。

 

昨晩、もう年も明けようかという時刻に、競馬ファンとしての具体的な今年の目標と決意をここに書いている最中だった。何の気なしに自動再生にしてあったユーチューブから聞こえてきたのは、数年前のラジオ番組のコーナーをつなぎ合わせたものらしい。

その内容は、ある一冊の本についてパーソナリティが語るというものだ。

 

「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」

これは、本のタイトルである。

 

著者は、ドラマやアニメ化された「すべてがFになる」の原作者の森博嗣氏だ。実は私は20年くらい前に「笑わない数学者」という作品を本屋で手に取ってからの森ミステリィ・ファンであり、当時手に入る本は殆ど読んだ。森氏の影響で出会った「ドグラ・マグラ」「宮本武蔵」なども含め、自分の感性の大部分が、青年期のこの読書体験によって磨かれたことは言うまでもない。

 

それから数年後、従来の血統解釈に(周期的な)世代の概念という「次元(広がり)」を取り入れた競馬研究に目覚めて多くの時間を割くようになって以来、読書自体が極端に減ってしまっていたのだが、さて、昨晩の話に戻ろう

 

そのラジオ番組では、森博嗣氏のその著書の抜粋がいくつも紹介された。

それを聴いた私は、私の心のどこかにあった

何年も水をあげていない、ひからびた植物に水を与えられたような気がした。

 

 

さて、これは競馬ブログである。

これから書くことは、森氏の語る「抽象的思考」からヒントを得て私が考えた競馬予想に対する「心構え」のようなものだ。

 

 

一、具体的な目標を設定しない

 

例えば目標を回収率100%に設定すれば「負けないこと」に思考が限定されてしまいがちだ。則ち、「もっと勝てる新しい可能性」を排除してはいないか。

思考の自由を奪われたら、何の為の競馬予想だろうか。

自分のやり方で、自分だけの景色を見ることに価値があると思う。

 

予想が上手くなりたい、それだけで十分ではないか。

 

 

二、「わからない」こそがたった一つの正解

 

私は3場開催なら週に50レースほど予想しているが、どうしても結論を搾り出せないレースに出くわすことがある。しかしよく考えてみれば「わかった」と結論を出してどれだけの予想が外れていることか。人間は「わかった」と決め付けたらもう考えない。何も試さない。成長しない。巷の予想家たちの「自信アリ」は「思考停止」と同義だと肝に銘じよう。

 

 

三、予想は曖昧さを残したまま、精度を高める

 

これは競馬ブログだ。

 

「競馬予想とは、あらゆる情報やデータを用いて自分自身を納得させようとする試みである。」

 

結論から言えば、競馬予想において1着から3着までを順番どおり当てようなどとは思わないほうがいい。具体的すぎる予想は「思考停止」の上に成り立つ絵に描いた餅だ。(正月だけに..)

何となく好走しそうだ、凡走しそうだとイメージできれば充分で、あとは3着と4着の間にハッキリと境界線を設ければ精度は高まる。具体的には、とっておきの穴馬を発見したときに「4着」の可能性を考えることだ。これは改めて人気馬の取捨や他の穴馬の台頭に気を配ることに繋がる。

 

競馬予想とは、曖昧さを残して考え続けることによって精度が高まるのだ。

馬券の券種を考えれば、最も曖昧さを含んだ「3連複」がこの「心構え」に適していると言える。

 

 

ということで、

今年の抱負は、ありません!

【ノーザンF生産馬】12/28(土)の注目馬・軽視馬

※データは全てノーザンF生産馬/直近12週分の延べ頭数

 

芝マイル戦における休み明け(中9週以上)成績/世代別

3年周期で分けた世代別データだ。

 

2歳&5歳世代

3着以内        ・・21

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 1頭

 

12月に入って2、3着が増えてきたが相変わらずの安定感だ。

 

▼軽視馬▼

中山4R 2歳未勝利

ファートゥア 牝2

前走が上記鉄板条件該当にも関わらず2番人気で5着に敗退。中山マイル戦で大外枠を引いたのも痛かったが、休み明けに走るエピファネイア産駒だけに物足りない。変わり身は期待せず静観したい。

 

 

<3歳&6歳世代>

3着以内        ・・ 

3番人気以内で4着以下 ・・10

4・5番人気で7着以下 ・・ 4頭

 

直近の最強消しデータ

世代でこんなに違うんですよ..

 

▼軽視馬▼

中山12R 芝1600m

セリユーズ 牝3 中11週

休み明けが得意なディープ産駒だが、上記データの4着以下(3番人気以内)の10頭中4頭がディープ産駒だ。デビュー戦から出走レース全てで1番人気に支持されている素質馬だが、前走初めて馬券外に負けたのが何を隠そうこの芝マイル/休み明け条件だった。

ドMの方以外は今回も軸にするのは控えて、年明け中8週以内で出走してきたら狙い打つのが賢明だろう。

 

★注目馬★

中山10R 芝1600m

ミッキーブリランテ 牡3 中1週

前走5番人気11着は休み明けで上記最強消しデータ該当。

叩いて条件好転にも関わらず人気落ちしたら..

あ、ドMの方はくれぐれも買わないでくださいね。

 

 

4歳世代

3着以内        ・・ 

3番人気以内で4着以下 ・・ 

4・5番人気で7着以下 ・・ 0頭

 

データとしての頭数は少ないが、資金に余裕があるならマークして損のない条件だ。

ノーザンF生産馬には珍しく超人気薄も来ているから思わぬ高配当も期待できそうだ。

 

★注目馬★

阪神8R 芝1600m

リュクスポケット 牡4 中3ヶ月

中山10R 芝1600m

フレッチア    牡4 中9週

中山12R 芝1600m

イダエンペラー  牡4 中4ヶ月

ディロス     牡4 中半年

 

 

続きを明日書ければ。

リスグラシューを、忘れない

2019年の中央競馬も残すところあと1日。

競馬の他にこれといった趣味は音楽鑑賞くらいだからホープフルSの開催はありがたいが、1年が金杯で始まり有馬記念で終わるという感覚は変わらず、28日は2019年と2020年の間の、エクストラステージといった気持ちだ。

 

 

今年は、競馬ファンとしての自分の大きな転換期となった。

それは自分の予想を公式に記録していく、という作業が習慣化されたことだ。

当ブログでは何度も書いているように、秋の中山開催からPOGーINFOさんの予想入力機能を使わせて頂いている。まだ始まったばかりで使用者は少なく、気付けば自分が圧倒的なレース数に入力していて、まるで土曜の朝から大浴場の一番風呂にひとり悠々と浸かっているような贅沢さだ。

さて、このきっかけは何の気なしに始めたものだが、すぐにその面白さに目覚めてしまって馬券を買い忘れることもしばしば。

馬券はたとえ外れても給料日になればまたお金が入るが、公式に記録される回収率は一度落ち込んだら予想で巻き返す以外に方法がない

実際の馬券よりも余程スリリングではないか。

買い目縛りもあって予想レース数を積み重ねるほど一発逆転が困難なシビアなルールだ。特に私は「モンジューのひ孫」というペンネームを使っているが、これは曾祖父の名から拝借した大切なものだ。これを名乗るのが許されるのは今国内では私とメロディーレーンちゃん(母父父モンジュー)だけである。この名を貶める成績を残すわけにはいくまい。

 

 

とはいえ、先週の私は絶不調だった。

 

年に数回ある、負のオーラ纏まくり状態。

本命馬が来る気がしない。

逆神と呼ばれる予想家を笑えない。

買うと来ない気がする。

来ない気がするのに本命を打つ。

気づけば、トータルの回収率は100%を下回り、

先週644レース目にして越えた壁が再び立ち塞がった。

 

 

しかし幸いだったのは、この絶不調が土曜の朝から始まっていたことだった。

開催土日通して、何の手応えも無しに終えるということは滅多にない。

特に顕著だったのは中山芝コースが時計を要するようになって、東京開催のジャパンカップ週の重馬場で好走した馬が馬券になっていたことだ。

 

「傾向は掴めている..」

 

この日のメーンの有馬記念の予想は週始めからリスグラシューとサートゥルナーリアに絞っていて、前日の深夜4時間かけて書いたのが前回の記事だ。

しかし、週始めには自信満々だった予想が、当日の連戦連敗で揺らいでいく。

 

「スワーヴリチャードが気になる..」

コースは向いているとは言えないが、明らかに馬場コンディションが追い風だ。

 

悪魔が囁く。

「スワーヴリチャードに本命打とうか..」

 

しかし、思い留まる。

「もしここで本命を変えて、リスグラシューが勝ったら..」

悔いが残る、なんてレベルの話じゃない。

 

「ブログに書いたのに本命変えていいの..?」

節操なし。

 

 

結論は、前日予想に△スワーヴリチャードを追加した形でPOG-INFOさんに送信。見事に、再び回収率100%の壁を越えることができた。

 

 

ありがとう、リスグラシュー

 

本当にありがとう。

【有馬記念】◎リスグラシュー

16頭、全ての出走馬、出走馬に関わる全ての人々に敬意を表します。

 

 

「血統ウェーヴ」では、コース適性における血統解釈を大きく4つのタイプに分けている。

 

ハリーオン(4/4)/直線の長い、広々コース向き

 

ハリーオン(1913)を7代祖先(産駒から4+4代周期祖先)に持つ主な種牡馬

 

トニービン    

/父内コートマーシャル媒介

オペラハウス   

/母内コートマーシャル媒介

タニノギムレット 

/母内カロ~プリシピテイション媒介

ハーツクライ   

/母内トニービン~プリシピテイション媒介

ディープインパクト

母内リファール~コートマーシャル媒介

 

高速化の進んだ1990年代以降、ダービー、天皇賞秋、ジャパンカップの3つのレースを産駒が全て制した種牡馬6頭いるが、その内の5頭が上記の馬たちだ。この血統解釈が通用しないのは奇跡の種牡馬サンデーサイレンス1頭のみ。特に、高速決着のダービーの優勝馬には例外なくハリーオン(4/4)の血が備わっている。

 

★注目馬★

サートゥルナーリア

ハリーオン(4/4)を持たない当馬にとっては高速決着のダービーは鬼門で、同じ東京コースの天皇賞秋の敗戦も致し方ない。ここが真価の問われる一戦だ。

 

▼軽視馬▼

スワーヴリチャード

前走のジャパンカップは時計は要したが結果的には2~4着までディープインパクト産駒が占めたように①の血統馬の上位独占。過大評価は禁物だ。

 

リボー(4/3)叩き良化型で大一番に強い

 

リボー(1952)を4代祖先、または7代祖先に備える有馬記念の主な連対馬

 

クイーンズリング

/父母内アレッジド媒介

サトノダイヤモンド

/母内ホイストザフラッグ媒介

トゥザワールド

/父父キングマンボ内グロースターク媒介

エイシンフラッシュ

/父父キングマンボ内グロースターク媒介

ヴィクトワールピサ

/母父内ホイストザフラッグ媒介

タップダンスシチー

/直系4代父リボー

グラスワンダー

/母母父父リボー

シルクジャスティス

/父ブライアンズタイムの母父父リボー

マヤノトップガン

/父ブライアンズタイムの母父父リボー

ナリタブライアン

/父ブライアンズタイムの母父父リボー

 

ベースは広いコース向きのディープ産駒でも母内にリボーを4代祖先+3代周期に備えると、小回りや傾斜、詰まったローテなどに対する耐性を備えることも多く、その影響力は大きい。ワグネリアンとか意外とここに適性あったと思うんだよね..

 

★注目馬★

エタリオウ

/母内ホイストザフラッグ媒介

父はステイゴールド(1994)だが、「血統ウェーヴ」では1994年産/13年周期種牡馬の産駒と②の血統馬は相似関係にあると考えている。つまりは、ブライアンズタイムステイゴールドといった具合だ。叩き3戦目も魅力だが4着でドボンな気もして悩ましい。

 

母父父がノーザンダンサーの繁殖馬の産駒

/特定の大レースに強い

 

<母父父にノーザンダンサー(1961)を持つ主な種牡馬

 

キングマン

ダンスインザダーク

サッカーボーイ

エンドスウィープ

ジャングルポケット

グラスワンダー

 

菊花賞宝塚記念ジャパンカップでの活躍が特に目立つ血統群だ。これらに属する種牡馬の産駒は中山芝のG1レースは苦手としていて、過去に勝ったのは不良馬場のスプリンターズSを逃げ切ったアストンマーチャン(父アドマイヤコジーン)ただ一頭。

 

▼軽視馬▼

アーモンドアイ

/母母父父ノーザンダンサー(ヌレイエフ媒介)

この歴史的名馬を、過去の名馬と血統イメージで重ねるならエルコンドルパサーだ。

エルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークもいない有馬記念を走っていたら、と考えたら軽視など出来る筈もないが、あえて言おう1着は全くイメージできないと。(※目は合わせられません)

 

ワールドプレミア

/母母父父ノーザンダンサー

菊花賞御用達血統。菊花賞時は無印だったけどね..

 

ニールガウ(1/4)/充実期に連勝、コース不問

 

産駒がニールガウ(1907)を1代祖先+4代周期祖先に備える主な血統パターン>

 

サンデーサイレンス

母父トニービン

母父ストームキャット

フジキセキ

ステイゴールド

シンボリクリスエス

ハービンジャー

ジャスタウェイ

 

▼軽視馬▼

ヴェロックス

予言どおり(?)ジャスタウェイ産駒の初重賞勝利馬は前走1着馬から出た。本格化したら無双しそうな雰囲気もあるが、今回は厳しいだろう。余談だが、トニービンの血は①と④で分かるように血統表の奇数代か偶数代かのどちらを遡るかによって産駒の特性が分かれる。直仔の鬼門だった中山芝G1レースを母父としてハーツクライ有馬記念で制し、続くドバイでも連勝、さらにそのハーツクライの産駒はまた戻って東京コースを得意とするといった遺伝現象は、ハリーオンとニールガウの相互作用によるものだというのが「血統ウェーヴ」における仮説だ。

 

★注目馬★

リスグラシュー

/母母父ベーリング媒介

ハーツクライ産駒で①の解釈もできるが宝塚記念が圧巻。休養を挟んだが、G1連勝は完全に本格化の証。本当にこれで引退しちゃうの??アーモンドアイに圧勝して来年凱旋門賞挑戦とか..ないよね..

 

 

★★結論★★

更新するモチベーションが低いとか言っておきながら、結構真面目に書いたから結果は大目に見てね..

普段はもっとさらに細かい血統解釈や13年周期の生産年、さらにローテーションと蜜に関係する3年周期による世代に着目した自作のデータなどを使って予想しているのだが、ブログを書くって(自分にとっては)本当に大変だなあ..この記事ももう3時間半近く書いてるし..しかも、圧倒的に報われないことのほうが多い!(気がする)

 

 

されど、それもまた、競馬の魅力の1つなのだ。

 

 

リスグラシュー

○サートゥルナーリア

▲アーモンドアイ

△エタリオウ

競馬が好き

雨の中、気温も低い

朝早くから

パドックの最前列で真剣に馬を見つめる人々を画面越しに見つけると

心強くなる

 

高校生の頃から大好きだった競馬が、令和になった現在でも

その魅力やミステリー性を失わず、そこにありつづけることに幸せを感じる。

 

 

先週土曜の中山7R、小額だが馬券を買ったのは7番人気のマイネルラスクマンの複勝だった。しかしこのレース、当ブログの注目馬は5番人気のインテリジェンスで、POG-INFOさん(以下敬称略)の予想メンバーとしての◎もインテリジェンスに打った。レースは最後の直線、先行策から3着に粘りこもうかというマイネルラスクマンに、O.マーフィー騎乗のインテリジェンスが襲い掛かる。この時私は、

「3着来い!」

と大声で叫んだ。

インテリジェンスにである。

 

実際、POG-INFOに予想を送信するようになってから、馬券購入額は減った。それまでの週末は、朝起きてグリーンチャンネルを点けたら全レース予想して馬券を買うのが当たり前だったが、これは単純に競馬予想が楽しいことと、100円でも馬券を購入すればよりレース観戦の緊張感を味わうことが出来るからだ。

 

前回の記事にも書いたが、POG-INFOの予想メンバーとしての回収率が大きく落ち込んだ時期がある。気持ち的にも「こんなものなのかなあ」と感じていたが、しかしこの時、実際の馬券購入は自信のあるレースだけに絞っていて回収率は2000%位だった。「馬券で負けることはもうないな」という手応えは掴んだものの、悔しい。出来るだけ多くのレースを予想して回収率100%を越えたい。そんな思いで、ここ数週間競馬予想に取り組んできたのだが、遂にその時がやってきた。

 

POG-INFOに送った644レース目の予想で、回収率100%の壁を越えることができたのだ。

 

正直に書くと、このブログを更新するモチベーションはあまり高くない。

私はただの競馬好き、予想好きである。

面倒だからツイッターなどもやる気はないし..

 

ということで、当ブログでは今後、詩を書いていこうと思う。(嘘です!)

 

とはいえ、自信のレースを仕留めるには、より多くの馬券検討が糧になることは言うまでもない。今後もより多くの予想をPOG-INFOさんに送信して、出来る限り好成績を残してサイトのアクセスアップに貢献できれば幸いである。

【回収率向上大作戦】ノーザンF生産馬の期待値を読む

数学的な厳密な定義は別として、競馬予想における「期待値」を考えるならばおおよそ

 

P データや情報から得られる(ぼんやりとした)好走確率

          ×

        オッズ

 

とイメージするかも知れない。

しかしながら、これには大きな違和感がある。何故なら、

「競馬は確率のスポーツではない」と直感しているからだ。

例えば、2007年の日本ダービー。勝ったのは64年ぶりの牝馬による戴冠に沸いたウオッカだが、この年のダービーは、恐らく10回やり直しても10回とも勝ち馬は変わらなかったとも思える程強かった。

では、翌年の2008年の天皇賞・秋はどうだろう。レースは勝ったウオッカと2着のダイワスカーレットの着差は僅か2cmというあまりにも際どい接戦だったが、私には、あの天皇賞・秋も10回やり直しても10回とも勝ち馬は変わらなかったレースとして記憶に残っている。それは当時、2cmという僅かな差でもウオッカが勝ったと言う事実が、逆に、この結果が絶対に覆らないことを教えてくれているような気がしたからだ。

 

端的に言えば、冒頭の式P×XのP(確率)は0か100かのいずれかの値しかなく、どちらをとるかはレースをやってみなければ分からない、というのが私の考えだ。競馬には絶対しかなく、絶対に覆ることのない結果を読むのが競馬予想の真髄だと思う。

 

前置きが長くなったが、当ブログでは競馬予想における期待値をこう考える。

 

A 予想の精度

    ×

X オッズ

 

予想の精度(が高い)とは、具体的に言えば4着になる馬を買い目から外すことだ。競馬というのは「人気より好走する馬」を見つけるだけでは勝てない。例えば、18番人気の馬の複勝を勝って4着に突っ込んできた場合、予想ロジックは正しいかもしれないが、精度は高くない。競馬には絶対しかないと考える私にとって4着は絶対の4着なのだから、勿論期待値はゼロだったと諦めるしかない。

 

さて、当ブログでも何度か話題に上げているが、現在私は「モンジューのひ孫」というペンネームそのまま、POGーINFOさんの予想メンバーとして参加させていただいている。(ちなみに、ペンネームの由来は曾祖父の名「紋重(もんじゅう)」からである。)参加1週目は何とか回収率100%を越えたものの、じわじわと下降線を辿り6週目位で回収率は75%付近まで落ち込んだ。特に関東に台風が直撃して東京開催が順延になった週は予想が粗かった。そこで、始めたのが生産者別分析というわけだ。

 

実際に、生産者別分析データを自作して活用するようになってから、予想の精度はグンと上向いたように思う。回収率もじわじわと現在97%まで回復(?)してきた。特に、ノーザンF生産馬の鉄板データ・消しデータは既に予想の核となりつつある。

 

先週の香港マイルでノーザンF生産のアドマイヤマーズが勝ったが、現地のライバル馬との力関係などは把握できないから予想の精度は別として、少なくとも、前走の富士Sの大敗で人気を下げていたなら期待値の高い馬だったかも知れない。

 

【ノーザンF生産馬限定データ】

※直近10週の延べ頭数

 

3歳馬の芝マイル戦/休み明け(中9週以上)成績

 

★3着以内       ・・  1頭

▼3番人気以内で4着以下・・ 10頭

 

当ブログでは頻出だが、先週も該当馬のユナカイトが1番人気で8着に敗れて相変わらずの最強消しデータだ。アドマイヤマーズの富士S9着もこれに該当し、これによって人気を落としたとするならば1度叩いて条件が好転する筈の香港マイルは狙い目だった。今週はこのロジックを活用してみよう。

 

★注目馬★ 土曜/ノーザンF生産馬

中山7R 芝2000m

インテリジェンス

/母父キングカメハメハ

前走のデビュー戦は、

芝1800m戦/休み明け(新馬戦含む)/祖父キングカメハメハ

消しデータに該当。今回は

芝2000m戦/中4~8週/2歳馬

鉄板データに該当だから激アツだ。

 

阪神7R 芝1800m

サトノソロモン 牡3

前走時は当ブログでも軽視馬として挙げたように、

芝1600m戦/休み明け/3歳馬

最強消しデータに該当。今回の条件好転は間違いないから、人気が少しでも落ちれば無理に嫌う必要もない実力馬だ。

 

 

日曜分は明日、続きを書ければ。