モンジューのひ孫     /〜血統ウェーヴ〜

直系統にとらわれない血統解釈で競馬の本質に迫る

【有馬記念】◎リスグラシュー

16頭、全ての出走馬、出走馬に関わる全ての人々に敬意を表します。

 

 

「血統ウェーヴ」では、コース適性における血統解釈を大きく4つのタイプに分けている。

 

ハリーオン(4/4)/直線の長い、広々コース向き

 

ハリーオン(1913)を7代祖先(産駒が4+4代周期祖先)に持つ主な種牡馬

 

トニービン    

/父内コートマーシャル媒介

オペラハウス   

/母内コートマーシャル媒介

タニノギムレット 

/母内カロ~プリシピテイション媒介

ハーツクライ   

/母内トニービン~プリシピテイション媒介

ディープインパクト

母内リファール~コートマーシャル媒介

 

高速化の進んだ1990年代以降、ダービー、天皇賞秋、ジャパンカップの3つのレースを産駒が全て制した種牡馬6頭いるが、その内の5頭が上記の馬たちだ。この血統解釈が通用しないのは奇跡の種牡馬サンデーサイレンス1頭のみ。特に、高速決着のダービーの優勝馬には例外なくハリーオン(4/4)の血が備わっている。

 

★注目馬★

サートゥルナーリア

ハリーオン(4/4)を持たない当馬にとっては高速決着のダービーは鬼門で、同じ東京コースの天皇賞秋の敗戦も致し方ない。ここが真価の問われる一戦だ。

 

▼軽視馬▼

スワーヴリチャード

前走のジャパンカップは時計は要したが結果的には2~4着までディープインパクト産駒が占めたように①の血統馬の上位独占。過大評価は禁物だ。

 

リボー(4/3)叩き良化型で大一番に強い

 

リボー(1952)を4代祖先、または7代祖先に備える有馬記念の主な連対馬

 

クイーンズリング

/父母内アレッジド媒介

サトノダイヤモンド

/母内ホイストザフラッグ媒介

トゥザワールド

/父父キングマンボ内グロースターク媒介

エイシンフラッシュ

/父父キングマンボ内グロースターク媒介

ヴィクトワールピサ

/母父内ホイストザフラッグ媒介

タップダンスシチー

/直系4代父リボー

グラスワンダー

/母母父父リボー

シルクジャスティス

/父ブライアンズタイムの母父父リボー

マヤノトップガン

/父ブライアンズタイムの母父父リボー

ナリタブライアン

/父ブライアンズタイムの母父父リボー

 

ベースは広いコース向きのディープ産駒でも母内にリボーを4代祖先+3代周期に備えると、小回りや傾斜、詰まったローテなどに対する耐性を備えることも多く、その影響力は大きい。ワグネリアンとか意外とここに適性あったと思うんだよね..

 

★注目馬★

エタリオウ

/母内ホイストザフラッグ媒介

父はステイゴールド(1994)だが、「血統ウェーヴ」では1994年産/13年周期種牡馬の産駒と②の血統馬は相似関係にあると考えている。つまりは、ブライアンズタイムステイゴールドといった具合だ。叩き3戦目も魅力だが4着でドボンな気もして悩ましい。

 

母父父がノーザンダンサーの繁殖馬の産駒

/特定の大レースに強い

 

・母父父にノーザンダンサー(1961)を持つ主な種牡馬

 

キングマン

ダンスインザダーク

サッカーボーイ

エンドスウィープ

ジャングルポケット

グラスワンダー

 

菊花賞宝塚記念ジャパンカップでの活躍が特に目立つ血統群だ。これらに属する種牡馬の産駒は中山芝のG1レースは苦手としていて、過去に勝ったのは不良馬場のスプリンターズSを逃げ切ったアストンマーチャン(父アドマイヤコジーン)ただ一頭。

 

▼軽視馬▼

アーモンドアイ

/母母父父ノーザンダンサー(ヌレイエフ媒介)

この歴史的名馬を、過去の名馬と血統イメージで重ねるならエルコンドルパサーだ。

エルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークもいない有馬記念を走っていたら、と考えたら軽視など出来る筈もないが、あえて言おう1着は全くイメージできないと。(※目は合わせられません)

 

ワールドプレミア

/母母父父ノーザンダンサー

菊花賞御用達血統。菊花賞時は無印だったけどね..

 

ニールガウ(1/4)/充実期に連勝、コース不問

 

産駒がニールガウ(1907)を1代祖先+4代周期祖先に備える主な血統パターン

 

サンデーサイレンス

母父トニービン

母父ストームキャット

フジキセキ

ステイゴールド

シンボリクリスエス

ハービンジャー

ジャスタウェイ

 

▼軽視馬▼

ヴェロックス

予言どおり(?)ジャスタウェイ産駒の初重賞勝利馬は前走1着馬から出た。本格化したら無双しそうな雰囲気もあるが、今回は厳しいだろう。余談だが、トニービンの血は①と④で分かるように血統表の奇数代か偶数代かのどちらを遡るかによって産駒の特性が分かれる。直仔の鬼門だった中山芝G1レースを母父としてハーツクライ有馬記念で制し、続くドバイでも連勝、さらにそのハーツクライの産駒はまた戻って東京コースを得意とするといった遺伝現象は、ハリーオンとニールガウの相互作用によるものだというのが「血統ウェーヴ」における仮説だ。

 

★注目馬★

リスグラシュー

/母母父ベーリング媒介

ハーツクライ産駒で①の解釈もできるが宝塚記念が圧巻。休養を挟んだが、G1連勝は完全に本格化の証。本当にこれで引退しちゃうの??アーモンドアイに圧勝して来年凱旋門賞挑戦とか..ないよね..

 

 

★★結論★★

更新するモチベーションが低いとか言っておきながら、結構真面目に書いたから結果は大目に見てね..

普段はもっとさらに細かい血統解釈や13年周期の生産年、さらにローテーションと蜜に関係する3年周期による世代に着目した自作のデータなどを使って予想しているのだが、ブログを書くって(自分にとっては)本当に大変だなあ..この記事ももう3時間半近く書いてるし..しかも、圧倒的に報われないことのほうが多い!(気がする)

 

 

されど、それもまた、競馬の魅力の1つなのだ。

 

 

リスグラシュー

○サートゥルナーリア

▲アーモンドアイ

△エタリオウ