~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

【新潟2歳S】◎セイウンダイモス

土曜新潟5R新馬戦、6番人気のモメントグスタールに本命を打った。

 

「打った」というのは、POG-INFOさん(以下敬称略)の予想シミュレーション機能においてだ。後から知ったことだが、このレースでは私を含めて3人が予想を送信していて、3人とも◎が被っていたらしい。他の予想メンバーとの面識などはもちろん無いが、皆、「みんなと同じ予想をするなら競馬をやっている意味がない」と言わんばかりの天邪鬼体質であるに違いないから(失礼!)、珍しいこともあるものだ。

 

そのモメントグスタールが、見事に新馬勝ちしてくれたのである。

 

私は普段から新聞を買わない。

厩舎コメントや調教評価なども一切見ないから、新馬の予想では特に血統頼みになる。

前回の記事でも一部触れたが、新馬戦ではまず父父か母父に1995年産/13年周期種牡馬を持つ馬か、ディープインパクトに代表される2002年産種牡馬の産駒、さらに、プリンスキロを5代祖先に持つ馬をチェックする。後に「新馬戦がベストパフォーマンスだった」と評価されるような条件馬に多く見られる印象の血統要素であるからだ。

 

土曜新潟5Rで言えば、父、母父のみに着目してこれに該当するのは2頭のみだった。

 

モメントグスタール

母父シンボリクリスエス

  父クリスエス

   母父プリンスキロ

 

スペシャトーク

父父スペシャルウィーク1995

 

と、ここまでは出馬表を見渡して10秒足らずの作業である。

競馬予想は将棋やチェスと同じ「頭脳ゲーム」だ。ここから大体5分~10分程度の思考に入る。必要ならば母母父以下、13代祖先まで遡って血統を確認することもある。

・・・

土曜の前半のレースはまだ当週の血統傾向なども掴めていないから、やはり「プリンスキロの5」が決め手となった。

 

 

さて、もう夜も深い。新潟2歳Sの予想だ。

 

まず、新馬戦の勝ち馬で前出の血統要素を備える馬をバッサリ切ってしまおう。

 

 

シュヴァリエローズ

ディープインパクト2002

 

ロードマックス

ディープインパクト2002

 

ブルーシンフォニー

父父グラスワンダー1995

 

ブルーバード

父父スペシャルウィーク1995

 

 

残った人気馬はフラーズダルムジェットアクション、まあこの2頭で決まりでしょう。では、この辺で...

 

 

えっ、セイウンダイモス

 

自作の生産者別データでは、

現2歳世代/3年周期の、マイル戦/距離延長ローテ

の好走実績は遅生まれの馬の割合が高く、適性距離の守備範囲も広い傾向を認められる。(かなり遡るが、安田記念1着のブラックホークマイルCS3着のギャラントアローがこのパターンでレース前は空気だったと記憶している)

 

5月生まれで前走芝1200m未勝利戦の勝ちっぷりが強かった◎セイウンダイモスが好走しても全く驚かない。