後に語り継がれるような名馬でも、デビュー戦で敗れているケースは珍しくない。
その一方で、「新馬戦がベストパフォーマンスだった」と評価される条件馬も古今東西、数多く存在する。2・3歳時のアーモンドアイに唯一土をつけたニシノウララがその典型だ。
ニシノウララ
夏の新潟芝1400mが舞台の新馬戦、デビュー前から評判が高く単勝オッズ1.3倍の支持を集めたアーモンドアイが最後の直線で猛追するも、先行策から抜け出して後の女王に2馬身差の完勝だった。3着馬はさらに4馬身離れているのだから、アーモンドが踏み遅れたというよりもニシノウララが想像以上に走ったという見解が正しいだろう。
新潟芝1400mといえば近年重賞の施行も無くマイナーな印象は拭えない。
このコースを予想していると、頭のどこかにニシノウララがいる。
幸運なことに、昨日もそうだった。
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※、印はPOG-INFO送信
【土曜新潟4R/3歳未勝利】
1着◎ヴェルザスカ(13番人気)/初出走
【土曜新潟9R/ダリア賞】
1着◎ブルーバード(5番人気)/2戦目
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「さすがにもうない」とは思うが、日曜新潟にもこの激走条件を見事に満たしてしまっている馬がいるから、触れておこう。(たまにはブログ更新もせにゃ...)
【日曜新潟12R】
?着?チュウワジョーダン(?番人気)/休み明け
13年周期の生産年による血統分析では、スペシャルウィークやグラスワンダーなどの1995年産種牡馬を祖父に持つと「フレッシュな状態」で好走しやすいという印象を得ることができる。繁殖成績がイマイチなブエナビスタの産駒も新馬戦だけは走る(あくまでも印象です)。
さてこれを踏まえると、日曜新潟ではもう一頭気になる馬がいる。
【5R/新馬】
母父インディアンチャーリー(1995)
距離は2000mだが、1400mと同じ内回りコースだ。
新潟・札幌の2場開催の為、人気は関西の素質馬に集中しそうである。
さて、
ニシノウララは今週3度あるのだろうか?