~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

遺伝の研究

私は、十数年前から血統研究に3年周期と13年周期の生産年という概念を取り入れている。遺伝現象の不思議には「時間」が深く関係していると直感しているからだ。

 

前回の記事に書いた「早生まれ」「遅生まれ」に着目したデータ分析も、3年周期の生産年によって更に踏み込むことで鋭く尖る。

既述の通り、全体像としてのサラブレッドは「遅生まれ」であるほどアスリートとして優れるという傾向はもはや疑いようが無い。

しかしながら、それが最も顕著なのは現4歳世代/3年周期であって、

現2歳世代/3年周期では「早生まれ」と「遅生まれ」による成績差は認められない。

 

安心して下さい・・

今年の2歳の「早生まれ」は走ります!

 

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勿論、コース・距離・ローテ別にもそれぞれ傾向がある訳で...

 

 

・・もう、眠いな...

 

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「宇宙は虚数時間から生まれた」

ホーキング博士の言葉だ。

 

実は偶然にも、血統研究を長年続けてきた私もそこへ辿り着いてしまったのだ。

 

とは言え、ホーキング博士の提唱と私の血統観がシンクロしている訳ではない。

(当たり前だ!)

 

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紙の上に、一本の直線を引いてみる。

それをどんどん伸ばしていく、

どこまでも。

地球を一周したら、直線は円になる。

私たちの認識している直線とは、円を微分したものに過ぎないのだ。

 

時間もそうなのではないか?

過去と未来が一直線上にあると認識しているのは人間だけであって、

本質はクルクル廻る時間の一瞬を生きているのではないか?

逆に、遺伝現象というミクロな世界では、相対的に一分一秒という時間が物凄く大きくなって、周期的な(円周上の)時間がそのミステリー性に関与しているのではないか?

 

などと、独りグルグルと思いを巡らせているうちに、ふと「虚数時間」という概念を思い付き、早速ネットで検索してみたら冒頭のホーキング博士の言葉にヒットしたというわけだ。

 

虚数複素数)というのは、実数のように直線上に並んでおらず、それぞれが角度を持っている。複素数平面上では、複素数の掛け算は角度の足し算で表せる。

実数の世界では、同じものを3回掛け合わせて「1」となるのは「1」だけだが、複素数の世界では単位円上を3分割する120度と240度の点を含めて3つあるのだ。

 

「3回掛け合わせると元に戻る」

これは、名馬リボーの血を引く繁殖馬による隔世遺伝の現象そのものではないか。

 

サラブレッドの配合は、ディープインパクト×母父ストームキャットのように掛け算として表現される。

「掛け合わせ」という表現は穀物や野菜の品種改良においても同じだ。

 

遺伝や繁殖の本質が「掛け合わせによる回転」で周期的な現象であることを昔から人類は直感しているのかもしれない。

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・・ん、寝てしまったかな...

 

今週末、予想記事を書ければ。