杉山先生、もしや・・知っていたのですか??
最低人気(16頭立て)で2着。
過去の実績なら他馬に引けを取らないどころか有力視されても不思議ない。
最低人気に甘んじた最大の要因は、今年連対ゼロだった長岡騎手の起用だろう。
実際、昨年の有馬記念では、前走のジャパンカップで1番人気に支持されたレイデオロが似たような状況で9番人気に甘んじている。この時騎乗したのは三浦騎手で、正直、体の空いている関東リーディング上位騎手があてがわれたという印象は拭えなかった。今も昔も、騎手の起用で勝負気配を読むという習慣は、我々競馬ファンにすり込まれているのだ。
さて当ブログでは、毎週テーマ性を持って更新するように努力している。(そうだったのか)
先週のテーマは「厩舎をザックリと上位と下位に分けたデータ分析」だった。
正直なところ先週の馬券成績は散々だったが、多少大げさに言えば「競馬の本質」を理解するきっかけとなりそうな程の手応えを掴んだ。少しづつ、これをブログを更新しながら紐解いていければと考えているが、さて、日曜の競馬が終わった直後に早速作ったデータがこれだ。
「日高産馬のL上位騎手/下位騎手別成績」
※データは昨秋~3週前までの19週分の延べ頭数
生産者L34位以内/2019年勝ち数
※ここでの「日高産馬」の定義
社台グループ・ダーレーJF
ビッグレッドF・コスモVF生産馬を除く
※騎手の仕分けは、
2019年リーディング18位以内、及び短期免許の外国人を「上位」
リーディング19位以下を「下位」とする。
19位以下で「下位」とは、厩舎と比べて厳しいと感じるかも知れないが、これで自作のデータを厩舎同様にほぼ真っ二つに割れる。
【東京D1600m】
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「L上位騎手」
☆3着以内☆ ・・8頭
(3番人気以内) ・・(8頭)
▼4着以下▼
3番人気以内 ・・7頭
▼7着以下▼
4・5番人気 ・・5頭
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さすがに好走馬の勝率は高いが、3番人気以内の馬券内率は半々。
集計期間中、4番人気以下の馬券内好走が1頭もいなかった。
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「L下位騎手」
☆3着以内☆ ・・31頭
(3番人気以内) ・・(9頭)
▼4着以下▼
3番人気以内 ・・6頭
▼7着以下▼
4・5番人気 ・・6頭
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3番人気以内の馬券内率は6割で「上位騎手」よりも高く、
4番人気以下の好走がなんと22頭!!
本当ですよ...
断言しよう。
東京D1600mというコースは、日高産馬に限ればリーディング下位騎手の方が馬券になる。ここでは「鞍上強化」=「勝負気配」という固定観念は最大の敵だ。
杉山先生、もしや・・知っていたのですか...
ケイティブレイブの激走を、調教パートナーとの絆などといった人情物語(それもあるけど..)で片付けてしまっては、競馬の本質は見えない。
今週のテーマは「騎手をザックリと上位と下位に分けたデータ分析」で行こうか。