~血統ウェーヴ~

直系統に囚われない血統解釈で競馬の本質に迫る

【ノーザンF生産馬】今週出走の注目馬・軽視馬

データは全てノーザンF生産馬/直近6週の延べ頭数 ①関西馬の福島芝1200m戦成績 3着以内 ・・6頭 3番人気以内で4着以下 ・・0頭 4・5番人気で7着以下 ・・0頭 いきなりマニアックなデータから入って恐縮だが、6頭の中には人気薄の好走もあるから…

【ノーザンF産・社台F産】11/09(土)注目馬・軽視馬

※データは直近5週の延べ頭数 【ノーザンF生産馬】 ①3歳馬が前走から中4~8週の間隔で芝2000m戦に出走したケース 3着以内 ・・2頭 3番人気以内4着以下 ・・7頭 ▼軽視馬 東京7R 芝2000m ミディオーサ 牝3 中7週 ②関東馬による京都芝成績 3着…

【ディープ産駒】ノーザンF産と社台F産の傾向の違いを読み解く

生産者別分析の為のデータも少しずつ増えてきて今回扱うのは直近5週の成績だ。 ※データは全て延べ頭数 <ディープインパクト産駒 ノーザンF産> ・条件問わず 3着以内 34頭 3番人気内で4着以下 15頭 4・5番人気で7着以下 6頭 <ディープインパク…

【今週出走のノーザンF生産馬】芝マイル戦の休み明け3歳馬は疑え

(データはノーザンF生産馬/直近3週の延べ頭数) 【芝マイル戦】 3着以内・・23頭 内、半数以上の13頭が中9週以上の休み明け ★サウジアラビアRCのサリオスを筆頭に2歳馬の安定感は抜群だ。 しかしながら...3歳馬に限れば、 【芝マイル戦】 3着…

【データ分析】今開催のノーザンF生産馬の傾向を探る①

競馬予想歴は20年近くになるが、血統分析に「生産者別」のファクターを取り入れたことが一度も無かった。自分が普段使っている東スポの馬柱には生産者の表記が通常無いから、騎手や厩舎に比べると格段に情報のインプットが少ない。JRAの公式ホームページ…

【秋華賞】◎フェアリーポルカ

大型台風の影響を受けながら、何とか土曜京都競馬が行われた。 関東在住の私は台風の進路が気になって、流石に競馬予想に身が入らない。 そんな中だが、不良馬場だった土曜京都芝の血統傾向は読めている。 秋華賞と同じ3歳限定2000mG1の皐月賞で過去10…

【サウジアラビアRC】◎ロードエクスプレス

この記事を書いている段階で1番人気のサリオスの前売り単勝オッズは1.8倍だ。 この状況は、6年前の東京スポーツ杯2歳Sのサトノアラジンと似ている。 2013年東スポ杯 5着 サトノアラジン(単勝1.8倍) サトノアラジンは父ディープインパクト×母父ストー…

【凱旋門賞展望】フィエールマンの好走の法則見つけた!

日本調教馬による凱旋門賞挑戦の歴史は長いが、最もその栄光に近づいた瞬間は20年前のエルコンドルパサーだったであろう。当時、ノイズの混ざったラジオ中継を聞きながら、「頑張れ!頑張れ!」と懸命に叫んだのを鮮明に覚えている。地元メディアからも「…

【セントライト記念】◎リオンリオン

新潟開催だった'14年を除く過去5年の当レースの勝ち馬の父は、 スクリーンヒーロー トーセンホマレボシ ディープインパクト ブラックタイド シンボリクリスエスと、全て別々の種牡馬だ。 しかし、そこからさらに遡った過去4年ではステイゴールド産駒が3勝…

【ローズS】◎ウィクトーリア

ヴィクトワールピサ産駒の今年の芝レース勝ち鞍32勝のうち、実に半数以上の18勝が開催3日目までに挙げたものだ。 この傾向が最近特に目立つようになった背景には、管理する陣営側がこの産駒の特徴を掴んでレースを選択していることもあるのだろう。休み…

【中山5R2歳新馬】◎ローレリスト

今年の2歳世代のハーツクライ産駒はディープ産駒を髣髴とさせる素質馬が続々出てくるが、これは共通する4代祖先のリファールの血が大きく作用していると推測される。その根拠の1つは以下のとおりだ。 「血統ウェーヴ」理論の世代周期として定義している1…

【開幕週の芝傾向②】2001年産種牡馬の産駒の取捨を考える

今週末のローズSの施行条件でもある阪神芝1800m戦だが、開幕週の先週行われた3レースの内、 実に2レースで2001年産種牡馬の産駒が上位を独占した。 【土曜3R】 1着ジュンライトボルト/父キングカメハメハ(2001) 2着ドゥーべ/父ダイワメジャー(20…

【開幕週の芝傾向①】事件はヴィクトワールピサ産駒の好走の裏で起きていた!?

札幌2歳Sのゴルコンダの敗戦と先週のレース結果で、もうヴィクトワールピサ産駒の狙いが開幕週の芝であることがバレてしまっただろうから今回は省略しよう。 【日曜中山7R】芝1200m 1着アゴベイ/父ハーツクライ(2001年産) 2着カステヘルミ/父ブラッ…

【京成杯AH】◎トロワゼトワル

開幕週の土曜中山芝は時計が早く、2勝クラスのマイル戦でも1分32秒台だから、当日天気さえ持てば31秒台の決着が濃厚だ。 さて、過去10年の当レースで1分31秒台の決着となった年が3回ある。 <'17年>1着グランシルク(2012年産) <'13年>1着エ…

【紫苑S】◎パッシングスルー

ハービンジャーとルーラーシップには中山芝重賞におけるポスト・ステイゴールドとしての種牡馬の期待が高まるが、 そのステイゴールド産駒の大物は牡馬に偏り、牝馬のG1勝ちはマイル戦の2勝に留まる。2年前の当レースで2着したカリビアンゴールド(父ステ…

【中山芝2000m攻略】ステイゴールド・ハービンジャーに続く種牡馬を探せ!

前回の記事のテーマは新潟直線1000mに関する推理だったが、血統とは全く無関係なものだった。今回が本題だと言っていい。 まず前回の推測をまとめてみよう。 外枠に入るほど有利な直千競馬にも関わらず6枠の勝率が複勝率に比べて極端に低いのは、好走が更に…

【競馬七不思議】なぜ新潟直線1000m戦では6枠の勝率が悪いのか?

今週から秋競馬だというのに何を今更と言われるかもしれないが、これを考えることが今後の馬券回収率の向上の為の特効薬になると直感したのだから仕方がない。 さて競馬は各コース形態によって枠順の有利不利が異なるが、新潟直千コースほど分かりやすいもの…

【紫苑S展望】カレンブーケドールの舞台適性は??

重賞昇格から今や出世レースとなった紫苑Sだが、その血統傾向は偏っている。2年連続でハービンジャー産駒が優勝しているのは周知だろうが、 3年前の優勝馬でディープインパクト産駒のビッシュの血統もこれと無関係ではない。 ハービンジャー/母父ベーリン…

【休み明け方程式】ディープ産駒≒サクラバクシンオー産駒??

「血統ウェーヴ」では、サラブレッドの生産年を3年周期と13年周期で定義している。 これは、血統や現役時代のイメージとは産駒の適性や特徴の辻褄が合わない種牡馬たちの誕生年が、この周期で重なる傾向に気づいたことから始まっている。 これがタイトル…

【ここが変だよ'17年産②】実は現役時代のディープインパクトは叩き良化型だった

今年の2歳にあたる2017年産の競走馬には、ディープ産駒の専売特許とも言える「新馬戦・広いコース・鋭い決め手」といった特徴が、リファールの血を持つ別の種牡馬の産駒たちにも現れている、とここまでが前回の考察だった。 そもそも、何故ディープインパク…

【ここが変だよ'17年産①】今年の2歳のハーツ産駒はディープ産駒だと思え!?

予想が外れてやけになっているわけでは無い。 あっという間に新馬戦が始まってからもう3ヶ月... 異常事態だ...と薄々感づいてはいたが、もう意識を変えなければならない。 <2017年産> ①ハーツクライ産駒 新馬戦から鋭い決め手を発揮する産駒が次々登場。 …

【理想のコースを考える】最もトラックバイアスの小さいコースはどこだ?

国内では、新潟の直線1000mほど特殊なコースは無い。 私が日頃使っている自作の競馬データで、競走馬のキャリア直近の2つの勝ち鞍だけを抽出して整理したものがあるが、最後の勝ち鞍が直千競馬だった馬のその一つ前の勝ち鞍を並べてみると、ことごとく直千…

【生産牧場必見】繁殖牝馬の父として優秀な種牡馬の選び方

競走成績の優れた牝馬が、母親として繁殖成績に優れるとは限らない。 2008年の天皇賞秋で歴史的な大接戦を演じたウオッカとダイワスカーレットの子供たちが、下級条件でしのぎを削りあっているような光景もこの世界では珍しくない。 それを考えれば、今週末…

【種牡馬格言】2001年産種牡馬の産駒は奇数馬番枠で好走する

前回の記事の抽出データがあまりにも出来すぎだったので、もう少し踏み込んでみよう。 「血統ウェーヴ」ではサラブレッドの誕生年を13年周期と3年周期によって定義している。例えば2001年産種牡馬と13年周期で重なる1988年産種牡馬の産駒には共通した特…

【種牡馬格言】2001年産種牡馬の産駒は1走置きに好走する

キングカメハメハが死んでしまった。 種牡馬は引退しても平穏な余生を願っていただけにショックは大きい。 キングカメハメハの現役時代の活躍はあまりに短く、しかし衝撃的だった。当時の常識ではNHKマイルカップ優勝から中2週で挑むダービー制覇は全くもっ…

ディープインパクトの真実

ディープインパクトが死んだ。 今年殆ど種付けをしていなかったことは知っていたが、まさかそこまで具合が悪いとは思ってもいなかったので喪失感は大きい。 一般のニュースでその死が報じられるほどの影響力のある名馬であるから、その現役時代や種牡馬とし…

【第0章】〜血統とは、波である

「趣味は競馬、血統研究がライフワーク」のモンジューのひ孫です。 ペンネームの由来は父方の曽祖父「紋重」から拝借しました。初めて的中した馬券がそのモンジューが来日した99年のジャパンカップの馬連で、後に自分の曽祖父の名を知った時に不思議な縁と…